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2006-11-17 16:36
連載投稿(1)超えられないハードル:東アジア共同体、どこまで可能か?
鈴木 馨祐
衆議院議員
東アジア共同体についての議論が非常に盛んである。確かに少子高齢化が進行し、国内マーケットの縮小が懸念される昨今の日本において、更なる成長や繁栄を続けていくためには、躍進し続け、人口も増加し続けるアジアのマーケットを常に念頭に置かざるを得ない。中流階級が誕生し、人口の一部とはいえ高い消費が見込まれる...
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2006-11-17 11:01
二つの国際化と二つの外交
四条秀雄
不動産業
国際化というと、アングロ・サクソン諸国の主導するグローバリゼーションが思い起こされますが、海の交通が活発でなかった昔の時代には、陸の交通を通じた国際化が主流でした。人種のるつぼというとアメリカのニューヨークや欧州のロンドンやパリなどの諸都市が思い浮かびますが、これらは新しい時代の国際化が生み出した...
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2006-11-15 09:52
中国の新たな外交方式-フォーラム(論壇)外交-
舛島 貞
大学助教授
中華人民共和国の外交方式として、かつて最も重視されたものの一つに「友好(人士)外交」があった。昨今は、中聯部の復権などがあるにしても、友好外交が以前ほどの重要性をもつことはない。「対外工作」のあり方も随分とかわってきた。対外工作、あるいは外交方式として最近急浮上したのが、フォーラム外交である。11...
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2006-11-13 09:44
連載投稿(2)「岡倉天心アジア大賞」の栄誉は地域統合の先駆者へ
山下 英次
大阪市立大学大学院教授
「岡倉天心アジア大賞」が創設されたとすれば、第1回目の受賞の栄誉は、マハティール元マレーシア首相に与えられるべきである。1990年12月、「東アジア経済グループ」(EAEG)構想を提唱した彼こそ、昨今、動き出したアジア地域統合の先駆者に他ならない。
日本が、アメリカに配慮してEAEG構想に...
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2006-11-10 09:42
中国外交は21世紀東アジアのビスマルク外交か
滝田 賢治
中央大学教授
11月初旬、2年ぶりに訪れた北京では「友誼・和平・合作・発展」のスローガンがあちこちに溢れていた。連携強化を目指す中国・アフリカ首脳会議に向けたものであることは言うまでもない。確かに建国間もない1950年代以降、中国政府は多くの分野でアフリカ重視の姿勢を示してきており、2005年段階での対外援助額...
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2006-11-09 15:10
東アジア共同体形成の鍵を握る理想の共有
市村 真一
国際東アジア研究センター名誉顧問
東アジア共同体の形成のためには、理想の共有による多様な文明の融和が必要である。そしてアジアの多種多様な宗教の融和は、互いの宗教の根本理想の共通に目覚めることで実現する。中華文明の理想、インド文明の理想の共通点はないか。あるとすれば、それは何か。そこに着目して「東洋の理想」を語ったのが岡倉天心であっ...
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2006-11-09 04:47
中国の対アフリカ外交から反省点を考える
石垣泰司
東海大学法科大学院教授
11月4-5日中国が国交のあるアフリカ48ヶ国元首首脳を北京に招いて開催した催しは、世界の注目を集めた一大ショウであった。これを、日本政府が1993年からアフリカ諸国首脳を東京に呼んで開催しているTICAD(アフリカ開発会議)の単なる模倣であり、日本より遅れて今になってやっと開いたまで、といって...
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2006-11-08 10:43
APECは何の役に立っているか
山澤 逸平
国際大学学長
今年もAPEC会議の季節となった。来週初めにベトナムのハノイで、一連の準備会合が始まり、11月16-17日に閣僚会議、18-19日には首脳会議が開催される。首脳会議には安倍新首相とともに、ブッシュ大統領、胡錦濤主席、プーチン大統領等、アジア太平洋の21カ国の首脳が参加する。新聞の一面を首脳達が勢揃...
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2006-11-06 06:40
中国のためにも必要な人民元改革
村上正泰
日本国際フォーラム主任研究員
私は、9月11日付けの投稿「人民元改革とアジア経済」において、アジアにおける安定的な通貨体制の構築という観点から、人民元改革の必要性を指摘したが、一国の為替制度はまず何よりも当該国の立場から考えなければならない。今回は、更なる人民元の柔軟化が中国自身にとっても必要であることを指摘したい。
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2006-11-04 11:43
連載投稿(1)「岡倉天心アジア大賞」の創設を提案する
山下 英次
大阪市立大学大学院教授
残念ながら、日本は、これまでアジア地域統合に関する取組み姿勢において、他のアジア諸国を失望させてきた。今後、日本は、他のアジア諸国から見直されるように、積極的な姿勢に転換していかなければならない。その象徴的なものとして、日本政府が、「岡倉天心アジア大賞」を創設し、アジア地域統合の進展に際立った貢献...
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2006-11-01 20:05
アジア版CSCE樹立をめざすべき
河東 哲夫
Japan-World Trends代表
北朝鮮の核実験を境に、東アジアにおけるパワー・バランスに変化、と言うのが言いすぎならば、動意が見られる。そのきっかけは、これまではロシアと組んでアメリカに過度に干渉されることを防いできた中国が、北朝鮮の問題では中国銀行の北朝鮮口座を凍結したあたりからアメリカへの協力姿勢を強めてきたことにある。中国...
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2006-10-30 11:43
地域共同体と危機管理-対北朝鮮経済制裁問題に見る-
舛島 貞
大学助教授
10月24日付け「CEACコラム」に掲載された白石隆氏の論説「地域秩序 再考のとき」は、北朝鮮問題に対する韓国の姿勢を問い、またタイのクーデターからその民主主義のゆくえについて、日韓台などとは異なるものになるのではないか、と述べている。他方、この2点の問題提起の前提として、北朝鮮の昨今の動静につい...
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2006-10-28 02:06
言語に導かれた自然な外交を
四条秀雄
不動産業
イギリス外交の歴史や米国の最近のイラク戦争を見ても分かるように「海洋開放型国家は大陸に深入りしてはいけない」という経験則があります。米国もこのことは承知のはずで、なぜ鉄則を破ってイラク駐留を続けるのか、深い意図を訝しく思うところです。この経験則は日本の歴史を見ても分かります。白村江の戦いの前後も大...
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2006-10-27 16:34
3極会合の前提は強固な日米関係
大西 健
大学生
8月4日付け「CEACコラム」に掲載された白石隆氏のの論説「日米中3極会合を」について私見を述べさせていただきたいと思います。白石氏が述べるとおり、日米中の3極会合は今後の東アジアの安定のために、中国が一方的な行動をとらないよう、関与していく仕組みとして非常に有意義なものです。まず、日米中の3国関...
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2006-10-25 16:24
農民の苦悩を踏まえた農業改革論議を
長岡 昇
朝日新聞論説委員
10月18日付け「CEACコラム」に転載された伊藤元重氏の「農業にも構造改革の目を向けよ」を拝読した。「日本の農業は危機的な状況にある」という書き出しと「農業にこそ構造改革の目を向けなくてはいけない」という結語はその通りであり、ともに異論はない。だが、その内容に「説得力が足りない」と感じた。なぜな...
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2006-10-23 07:12
FTA推進には産業政策への目配りも必要
村上正泰
日本国際フォーラム主任研究員
アジア地域においては、市場主導による事実上の経済統合が進んできた。多国籍企業による貿易と直接投資が相互依存的に拡大するなか、域内で国境を越えた生産ネットワークが形成されている。こうした流れを制度的に一段と推し進める原動力として、FTA(自由貿易協定)に大きな期待が寄せられている。FTAの必要性は非...
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2006-10-20 05:24
安倍訪中時の「日中共同プレス発表第8項」を評価する
石垣泰司
東海大学法科大学院教授
今般の安倍総理の中国および韓国訪問は、私のように東アジア共同体をめぐるASEAN+3諸国有識者との論議に多少なりとも関与してきた者にとり、少なからず安堵させるものがあった。というのは、小泉政権末期におけるわが国と中韓両国の間の政治指導者の直接対話の欠如による日中、日韓間関係の冷え込みは、我々がAS...
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2006-10-18 13:01
「連携こそ力である」の実践を
進藤 榮一
筑波大学大学院名誉教授
このたび発足の「国際アジア共同体学会」を紹介させていただきます。私たち有志研究者は、2003年「アジア共同体研究会」を発足させて以来、20数回の月例勉強会を重ね、昨3月ソウル国際会議を開き、6月に『東アジア共同体を設計する』(拙共編、日本経済評論社)を発刊するまでに至りましたが、この度内外の要望に...
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2006-10-17 17:17
グローバリズムには「小さな政府」で対応できる
四条秀雄
不動産業
7月21日付けの上辻宏氏の投稿「不可逆的な東アジア地域統合の流れ」に再度反論したいと思います。グローバリズムが進むと、人・モノ・金・情報の移動量が増大します。それは、ある組織単位の経験する変動が、大きくなることを意味しています。任意の一国は、グローバリズムにどの程度の耐久力があるのでしょうか?戦前...
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2006-10-17 10:05
グローバルな問題群と地域統合の対応
舛島 貞
大学助教授
地球規模での政治を見ていく場合、地域で見ていく方法と、問題から見ていく方法がある。地域のほうは分かりやすいだろうが、問題については、環境、エネルギー、ジェンダー、食糧、海賊、災害、衛星、防疫、貧困、知的財産保護、テロ対策、平和構築、民主主義などといったことが想定されている。こういった諸問題は、地域...
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東アジア共同体評議会