国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百家争鳴」
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2007-01-19 09:58

連載投稿(1)時間をかけ歴史認識の共有へ

滝田 賢治  中央大学教授
 日韓間ばかりか日中間でも歴史問題についての共同作業への動きが具体化しつつある。専門家を中心としたこの作業に警戒感を示す論者が多数存在することも認識しているが、東アジア地域において協力・協調の枠組みを形成していこう――否、いかざるを得ない――という未来志向の政策を、紆余曲折を経ながらも実現していく場...▶続きはこちら
2007-01-18 12:10

普遍的価値観の問題を棚上げするしかない

りり  大学生
 はじめまして、りりと申します。韓国人なので、日本語がまだまだ不十分で、よろしくお願いいたします。東アジア共同体構想の中で、価値観の問題は確かに重要ですが、価値観の問題にあまりこだわると、結局東アジア共同体が作れないではないか、と私は心配しています。

 日中両国間には価値観の問題について大きな...▶続きはこちら
2007-01-18 11:30

連載投稿(2)長期的国益を見据え、普遍的価値観の重要性をじっくり説明せよ

鈴木 馨祐  衆議院議員
 アジア地域における経済的な統合は経済的な相互依存の深化により不可避なものであって、普遍的価値観などにとらわれて統合への参加が遅れるようなことがあっては、日本の受ける経済的損失は計り知れない、という反論があるであろうが、私はそのような議論は長期的に見れば日本の国益を損なうのみならず、域内諸国の長期的...▶続きはこちら
2007-01-17 10:32

連載投稿(1)普遍的価値観の問題を棚上げしてはならない

鈴木 馨祐  衆議院議員
 英米より提出されていたミャンマーに対する人権決議案が、中ロの拒否権行使により国連安保理で否決された。ASEAN+3首脳会議など一連の会議とほぼ同じタイミングでの出来事だけに、東アジア共同体を含むこの地域の今後の取り組みにおいて、自由・民主・人権・法の支配等の普遍的価値観を日本としてどのように位置づ...▶続きはこちら
2007-01-15 06:24

アジアにドゴールは現れるか

村上正泰  日本国際フォーラム主任研究員
 国際金融論の第一人者であるバリー・アイケングリーンは近著「Global Imbalances and the Lessons of Bretton Woods」において、アジア諸国が米ドルを支え続けることは困難であり、現在の通貨制度や国際収支不均衡は持続可能でないと説いている。私自身も彼の議論には...▶続きはこちら
2007-01-12 13:15

今年のアジアは風向き不定

河東 哲夫  Japan-World Trends代表
 新年おめでとうございます。ヨットをしていると、風向きが不定になる時が一番危ないと言われています。その伝で行くと、今年のアジアは嵐ではないものの風向きがやや不安定になる時かと思っています。米国では既に次の大統領選挙が迫っていますし、中国では内政上最も重要なイベントである共産党大会があって、恐らく胡錦...▶続きはこちら
2007-01-11 10:47

生産性向上のための「移動」戦略を持て

四条秀雄  不動産業
 安部首相のイノベーション戦略ですが、田舎の道路のようなものにならないかと危惧をしています。人口減少下でも生産性を引き上げれば成長は可能だとよく言われますが、人口増と生産性向上は「移動」という観点から見ると密接な関係があります。生産性向上は、「移動」の大規模化に伴って技術発展が促進され、進化する結果...▶続きはこちら
2007-01-10 13:05

中国の2006年外交の総括と東アジア共同体論

舛島 貞  大学助教授
 中国の李肇星外相が、中国共産党の機関紙『求是』(2007年1月1日号)に「2006年国際形成和中国外交工作(2006年の国際情勢と中国外交)」という文章を発表した。中国外交部は『外交白書』を公刊しているが、この李外相の一文が2006年の中国外交の総括的性格を有していると見ていいだろう。その一文を見...▶続きはこちら
2007-01-09 14:38

地域共同体の領域のあいまいさ

林田 裕章  日本国際フォーラム参与・主任研究員
 2006年12月22日付の本山健一氏の投稿「公式な制度と非公式なネットワークの多層化」の論旨には、大いに同意できる部分があった。特に、「ネットワークの構築のみで共同体が形成されるか否かといえば、疑問の余地もある。ある地域を共同体という言葉で定義するには、少なくとも、域内諸国の行動が共通の価値と規範...▶続きはこちら
2007-01-08 06:06

アジア地域統合と民主主義

山下 英次  大阪市立大学大学院教授
 アジア地域統合の推進より民主主義の方が先だといった意見もあるが、民主主義国同士でなければ前に進めないと考える必要はないと私は考える。アジア諸国の中には、民主主義が実現していない国も少なくないことに加え、「ASEAN+3」の中にはミャンマーのような絵に書いたような軍事独裁政権の国まである。

 ...▶続きはこちら
2007-01-05 16:24

共同体丸の操舵室が落ち着かない

長岡 昇  朝日新聞論説委員
 どのような構想であれ、それを実現するためには、リーダーが進むべき方向を明確に指し示し、確固たる信念を持って歩み続けることが大切である。構想が遠大であればあるほど、リーダーが果たすべき役割は重要になってくる。そういう観点から、東アジア共同体構想をめぐる2006年の動きを振り返ってみると、いささか薄ら...▶続きはこちら
2007-01-03 13:26

台湾政治の潮流の変化と東アジア

舛島 貞  大学助教授
 アジア欧州会合(ASEM)が形成される過程で「東アジア」は実質上ASEAN+3としてスタートした。中国は、ASEANにコミットする中で国際的な地域枠組みへの足がかりを得てきた。他方、中国にとって、この枠組みのメリットは台湾を含んでいないことにもある。逆に台湾を含むAPECは必ずしも歓迎されない場だ...▶続きはこちら
2007-01-01 11:41

新年明けましておめでとうございます

伊藤 憲一  東アジア共同体評議会議長
 2007年を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。21世紀も7年目を迎えたわけですが、この7年の変化を思うとき、世界が急速に変化しつつあることを痛感します。曇りのない目で見てゆかないと、その変化の本質を見落とすことになりかねません。そもそも人類の歴史的時間の加速度的進行という事実があります。それ...▶続きはこちら
2007-01-01 09:12

アジア通貨危機から10年と「タイ・ショック」

村上正泰  日本国際フォーラム主任研究員
 昨年12月18日、タイ中央銀行は、流入する短期資本の30%を無利子の準備金として外貨のまま預託することを義務づけ、1年以内に引き出す場合にはその3分の1を没収するといった資本流入規制を発表した。財・サービスの貿易取引や居住者による海外投資の利益送金、直接投資は対象から除外されており、あくまで投機的...▶続きはこちら
2006-12-29 05:56

東アジア共同体関係各国の態度の弱さ、曖昧さ

石垣 泰司  東海大学法科大学院教授
  東アジア・サミットの開催なきまま1年が過ぎ去ろうとしている。12月初旬フィリピンのセブで開催が予定されていた第2回東アジア・サミット(EAS)が間際に台風襲来との理由で明年1月へ急遽延期になったことについては、単なる気象上の理由だけではなく、テロ情報や内政上の事情もあったとの憶測がなされているが...▶続きはこちら
2006-12-27 23:03

東アジアのエラスムス計画について

四条秀雄  不動産業
 明治以来日本の知性は、欧米との比較において、近代化した日本人に関するアイデンティティーの危機に晒されてきました。表面上は和魂洋才で西洋化に成功した日本でしたが、夏目漱石を始めとして明治知識人の多くが、近代化を内発的に生み出しうる知性が日本の文化にあったのかという疑念に苛まれてきました。その後この疑...▶続きはこちら
2006-12-27 15:40

「アジア太平洋戦争」と表現する

吉田 春樹  吉田経済産業ラボ代表取締役
 2006年4月7日付けの投稿で、私は「太平洋戦争か、大東亜戦争か」と問いかけましたが、その後何人かの方がたからいろいろなご意見をいただきました。遅ればせながら大変ありがとうございました。

 執筆その他で多忙をきわめ、その後のご報告がすっかり遅れてしまいましたが、2006年5月18日付け堀田毅...▶続きはこちら
2006-12-27 09:56

アジアで日本のリーダーシップを発揮せよ!

岡本 由美子  同志社大学教授
 先日、オーストリアで開催された「ザルツブルグ・セミナー」に参加をする機会を得た。本セミナーは戦争直後に始まって以来、438回目を数える大変歴史の長いセミナーであり、現在では世界各国及び各界の比較的若い世代の人々が参加し、グローバルなイシューについて話し合うというものである。今回の全体テーマは「世界...▶続きはこちら
2006-12-25 15:43

アジア地域統合の消極論者は、想像力に欠けている

山下 英次  大阪市立大学大学院教授
 アジア地域統合について、残念ながら、現状、わが国では、政府を含めて消極論者が多数を占めるが、長期的には積極論者が勝利することになるであろう。

 消極論者に共通して言える最大の欠点は、想像力に極めて欠けるということである。このような人たちは、現状の世界環境が、この先も長期的にずっと続くと前提し...▶続きはこちら
2006-12-22 17:49

公式な制度と非公式なネットワークの多層化と共同体

本山 健一  大学院生
 東アジア共同体を考えるにあたって、しばしば、公式の制度に裏付けられた地域枠組みを目指すのか、あるいはもっぱら非公式なネットワークの活動の充溢を以って共同体と位置づけるのかという理論上の選択肢がある。この問題は、統合論というテーゼと非統合論(非制度統合論といったほうが正しいかもしれないが)というアン...▶続きはこちら
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総論稿数:4712本
東アジア共同体評議会