国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百家争鳴」
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2023-06-28 11:20

韓国の輸出競争力について

真田 幸光 大学教員
 韓国の最新動向について、いつくか述べてみたいと思います。まず、韓国では次の総選挙を来年には迎える予定であることから、既に政治の季節に入っているという状況にある中、「ユン大統領のリーダーシップ不足」が一部では指摘されているようです。そうしたコメントの中には、前回の選挙無効訴訟に対する大法院の裁判や選...▶続きはこちら
2023-06-24 10:21

資本主義対共産主義という二頭作戦の罠

倉西 雅子 政治学者
 第二次世界大戦後の国際社会では、アメリカを盟主とする自由主義陣営とソ連邦を中心とした社会・共産主義陣営が政治的に鋭く対峙する冷戦構造が成立しています。同対立の背景には、資本主義対共産主義のイデオロギー対立があったことは、否定のしようもありません。そして今日なおも、新冷戦という言葉が登場したように、...▶続きはこちら
2023-06-22 10:27

頻繁な国政選挙は財政悪化の元凶

中村 仁 元全国紙記者
 岸田首相が今国会での解散見送りを表明したと思ったら、メディアはまた自民党のペースに乗せられて「首相は解散カードを温存し、10月に衆院議員の任期の折り返し(2年)迎えることから、解散に踏み切りやすい」などと、解散風をもう書き始めています。日本の政治ジャーナリズムを担うはずの新聞、テレビの政治部は、も...▶続きはこちら
2023-06-20 11:09

チャンスを逃した円の国際化と人民元決済の拡大

真田 幸光 大学教員
 1997年に発生したアジア通貨危機の後、日本政府は、「円の国際化」を推進しようとした。その際に円の国際化委員会と言うものも発足され、筆者もその末席を少しお手伝いもした。当時、筆者は、「円の国際化は、日本が輸出大国であるだけではだめであり、輸入大国となり、特にアジア諸国をはじめとして、開発途上国から...▶続きはこちら
2023-06-20 10:32

『田中耕太郎』と憲法学者の陰謀

篠田 英朗 東京外国語大学大学院教授

 牧原出・東京大学教授の『田中耕太郎』(中公新書)が、2023年第24回「読売・吉野作造賞」の受賞作に決まった。詳細な田中の評伝であり、非常に質の高い労作だ。牧原教授自身の問題意識は、「制度の独立の意義」という点にあるという。ただ、この本が持っている意味は、それだけにとどまらない。より論争的な点...▶続きはこちら
2023-06-13 08:49

「貿易立国」の韓国は如何に動くのか

真田 幸光 大学教員
 韓国の貿易収支は本年4月も赤字となりました。14カ月連続赤字であり、1995年1月から1997年5月まで29カ月連続赤字を記録して以来26年ぶりの長さとなったとも報告されました。韓国の輸出の5分の1を占めてきた半導体輸出が半減し、輸出は全体で7カ月連続、対中輸出は11カ月連続で減少しました。一方、...▶続きはこちら
2023-06-10 11:53

ふたつの「仮想」、相反する期待度

岡本 裕明 海外事業経営者
 たまたまなのでしょうが、同じ日にふたつの「仮想」に関するニュースが話題となりました。1つはアップル社が来年に発売するヘッドマウントディスプレイ。長い名前ですが、要はARやVRを楽しめるゴーグルで、予定価格は3499㌦、ざっくり50万円です。ライバル会社であるメタやソニーが今年発売するものは7万円台...▶続きはこちら
2023-06-06 19:41

中露による米ドル通貨覇権に対する挑戦

真田 幸光 大学教員
 広島G7サミットでは、ウクライナ侵攻を図ったロシアと経済は権力を強める中国本土の二ヵ国を意識した議論を中心になされたと言ってよいであろう。そして、中国本土経済を牽制する為に構築されたと言われている、米国政府主導で発足した「インド・太平洋経済フレームワーク(IPEF)」が発足してから1年経ってやっと...▶続きはこちら
2023-06-02 11:04

人口動態が変わる日本の国家づくり

岡本 裕明 海外事業経営者
 総務省が発表した2022年10月1日の総人口は1億2494万7000人で、前年に比べ55万6000人減少したと発表しました。これをもう少しよく見ると日本人だけを捉えれば1億2203万人で前年比75万人減少です。統計上の自然減、つまり出生者から死亡者をひいた人数は2000年以降、見事な減少ラインなの...▶続きはこちら
2023-06-01 15:21

国債発行額の上限を法律で定める米国を日本は見習おう

中村 仁 元全国紙記者
 米国の国債発行額の法定上限を引き上げることで、バイデン大統領と野党・民主党が基本合意に達しました。日本のメディアは交渉が決裂すれば、米国債が債務不履行(デフォルト)に陥り、マネー市場が大混乱に陥るため、大々的に報道してきました。市場は交渉結果を好感し、日本の株も29日、500円高の3万1400円で...▶続きはこちら
2023-05-31 08:32

G7サミット、焦点の核軍縮、対露戦争とも具体策打ち出せず

飯島 一孝 ジャーナリスト
 米国など主要7カ国の首脳が参加して開かれた「広島G7サミット」は21日終了したが、ゼレンスキー・ウクライナ大統領が来日して討議に参加した以上の成果はなく、期待外れに終わった。被爆地・広島でのサミットだけに、我が国の被爆者団体の期待も大きかったが、「失敗だった」と落胆する声が目立った。 
 
 ...▶続きはこちら
2023-05-30 17:06

G7声明における対中デカップリング否定の危うさ

鈴木 馨祐 衆議院議員
 5月24日の衆議院予算委員会で岸田総理と質疑をさせていただいたところですが、今回の広島G7サミット声明の記述の中の、「我々はデカップリングまたは内向き志向にはならない(We are not decoupling or turning inwards)」という文言、この点、中国に対して誤ったメッセー...▶続きはこちら
2023-05-23 13:10

G7を私的に総括する

岡本 裕明 海外事業経営者
 G7を始めとする一連の行事が終わりました。まずは一言、岸田首相は大変頑張られたと思います。その労をねぎらいたいと思います。いや、首相だけではなく、多くの裏方、つまり官僚や外務省を始めとする各省の担当者の目に見えない調整、広島の方々の協力、更には警備面で絶対的な安全が求められていた中で無事終了したこ...▶続きはこちら
2023-05-23 12:59

韓国の貧困問題について

真田 幸光 大学教員
 最近では、世界各地で、「貧富の格差からくる貧困問題」が拡大していると私は認識しています。即ち、「多くの人が貧しい」のではなく、「一部の人が貧しい、格差を伴う貧困」であり、更に、「その一部の人の比重が全体の10%を超えるような状況になっている国が増えている。」ことに大きな問題があるように思います。何...▶続きはこちら
2023-05-19 10:32

ロバート・F・ケネディ・ジュニアが大統領選挙に出馬表明

古村 治彦 愛知大学国際問題研究所客員研究員
 2024年の大統領選挙民主党予備選挙にケネディ一族のロバート・F・ケネディ・ジュニアが立候補した。ケネディ・ジュニアの出馬表明はまさにドナルド・トランプが2015年に大統領選挙に出馬表明をした時と同じように衝撃的な出来事だ。ケネディ・ジュニアははっきりと、「自分が大統領になったら、全世界にある80...▶続きはこちら
2023-05-16 12:36

ホンジュラスの台湾との外交関係断絶に関して

鈴木 馨祐 衆議院議員
 日本時間の3月26日、ホンジュラスが台湾との外交関係断絶を発表し、中国がホンジュラスとの国交樹立を発表しました。かつて外務副大臣としてこの問題に関わった者( https://www.mofa.go.jp/mofaj/la_c/m_ca_c/hn/page3_003040.html )として、差しさ...▶続きはこちら
2023-05-16 12:10

中国本土のECアプリについて

真田 幸光 大学教員
 月間7億5,000万人が利用している中国本土3位の電子商取引(EC)アプリである「ピンドゥオドゥオ」がユーザーの通話記録や文字メッセージ、写真アルバムに不正アクセスしていたとの見方が出ています。このアプリは主に中国本土国内のECに使われていると言われていますが、他の国でもダウンロードして使用するこ...▶続きはこちら
2023-04-21 09:17

海水温上昇で漁獲高激減の時代の生き方

宇田川 敬介 作家・ジャーナリスト
 魚が高くなっている。私のように、ちょっと「猫舌」で熱いものが食べるのが苦手な人にとって、「生魚」つまり「寿司」や「刺身」というのは、「猫舌食」の中でも最高級の食事であり、何かあった時にはこれを「ご褒美食」としている。その刺身や寿司が「高級食材」になってしまったというのは、あまりにも良くない状態なの...▶続きはこちら
2023-04-17 23:13

アメリカの大使職はお金で買える:猟官制度とはこういうことだ

古村 治彦 愛知大学国際問題研究所客員研究員
 日本の外交官の最高の出世は外務事務次官になって駐米大使になることだと聞いたことがある。世界各国の大使(ambassador)になるだけでも大変なことで、また、その手当なども大変な額で、数カ国の大使を務めれば都内の一等地に豪邸が建つということだそうだ。大使というのは海外で自分が属する国を代表する存在...▶続きはこちら
2023-04-07 04:46

貢ぎ物となった朝鮮大学校の学生たち

荒木 和博 拓殖大学海外事情研究所教授
 今から51年前、昭和47年(1972)は金日成の生誕60周年でした。これにあわせて朝鮮総聯では様々な贈り物を贈ったのですが、その極めつけが「人間」でした。朝鮮大学校の学生185名がほぼ強制的に北朝鮮に送られたのでした。この話は何となく知っていたのですが、先日守る会理事の山田文明先生に資料をいただき...▶続きはこちら
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総論稿数:4743本
東アジア共同体評議会