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2022-04-06 20:57
(連載1)夏の参議院選に向け、自民党は盤石か
岡本 裕明
海外事業経営者
夏の参議院選に向け自民党は盤石か。私の見方はYESです。確実と言ってよいでしょう。それは岸田首相に人気があるというより岸田首相がフォローの風の中で幸運をつかんだ、と言ってよいと思います。岸田首相の就任当初、私は「(個人的にはスタイルは好きではないけれど)長期政権になると思う」と述べさせて頂きました...
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2022-04-05 21:34
「共産党を権力の外側に」が示す野党のあるべき姿
加藤 成一
外交評論家(元弁護士)
著名政治評論家の屋山太郎氏は、3月31日「アゴラ言論」掲載論文「共産党を権力の外側に」において、日本において容易に野党への政権交代が実現しないのは、共産党が存在し、常に「野党政権」に加わろうとするために、野党全体が反共産アレルギーの影響を受けるからであり、前回の総選挙ではこれが立憲民主党離れを起こ...
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2022-04-01 17:55
ウクライナ侵攻を裏打ちする「集団的自衛権」
伊藤 洋
山梨大学名誉教授
まるでウクライナの無辜の民が暮らす国に完全武装の軍隊を投入し、あまつさえ「核攻撃」までほのめかして脅迫するロシア軍のトップがプーチン大統領である。いまや、世界大半の人々や政府からダカツのごとく嫌われている悪のアイコンだ。筆者もまたこれらの人々と同じ気持ちである。しかし、彼の行状は一定のルールにのっ...
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2022-04-01 12:11
(連載2)ポストコロナで世界経済に春が来るか
岡本 裕明
海外事業経営者
リモートワークについてはその便利さと移動しなくてもよいというメリットは今後も享受する展開となる一方、会社としては出社が原則になるとみています。2年間リモートワークを進めた結果、企業として長所短所の分析が進んでいると思いますが、リモートワークでも耐えらえる性格の人とそうではない人がいることは明白です...
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2022-03-31 21:48
(連載1)ポストコロナで世界経済に春が来るか
岡本 裕明
海外事業経営者
現在のオミクロン株は末期に入ってきたように感じますが、地域により見事に状況が違っています。欧米は数字の上では収束に向かって着実に改善が進む一方、アジアは日本がいち早くピークアウトしたものの新規感染者数の減少数はゆっくりとしたペースです。また、アジア全般を見渡すととんでもなく悪化しているところも見ら...
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2022-03-29 19:33
ウクライナに降伏を勧める人へ
赤峰 和彦
自営業
外部からの侵攻を受けた場合、海に四方を囲まれた日本人には、容易に国外退避する方策はなく、有事には降伏して奴隷の道を選ぶのか、無為無策で玉砕に至るのか、防衛力を高めて国を守るのか、この三つの選択しかありません。この中で、奴隷の道を選んだ場合はどうなるのでしょうか。戦争犯罪ではナチス・ドイツのホロコー...
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2022-03-27 19:32
(連載2)ウクライナ危機をめぐる日本人の紋切り型の世界観
篠田 英朗
東京外国語大学大学院教授
紋切り型の第四は、「人間には誰でも欠点はある」論である。鈴木宗男議員が、「ウクライナにも責任はある、喧嘩両成敗がよい」といったことを国会で発言して、話題になった。「清濁併せ呑む」「長いものに巻かれろ」「見ざる聞かざる言わざる」・・・、なんでもいいが、弱者が強者に屈服しさえすれば、問題は解決し、世界...
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2022-03-26 20:01
(連載1)ウクライナ危機をめぐる日本人の紋切り型の世界観
篠田 英朗
東京外国語大学大学院教授
ロシア・ウクライナ戦争の深刻さが増している。そのニュースを見ながら、日本では頓珍漢な議論が横行している。おそらく危機になればなるほど、日本社会に根差した平時の思考では対応できなくなる。それを率直にふまえた上で、冷静な情勢分析や、重要な判断の検討をするのが、当然であるはずだ。ところが「もうこういうや...
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2022-03-25 19:23
(連載2)日本国政府は正攻法で-NPT体制の見直し問題
倉西 雅子
政治学者
かつて、アメリカのもならずイギリス、フランスも参加する形でアジア版NATOとも称されたSEATOも設立されていましたが(ただし、アジアの加盟国はタイ、フィリピン、パキスタンのみであり、1977年に解散…)、今日にあって、中小国の大半は、核を含む中国の圧倒的な軍事力という現実的な脅威に晒されています...
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2022-03-24 22:27
(連載1)日本国政府は正攻法で-NPT体制の見直し問題
倉西 雅子
政治学者
NPT体制において合法的核保有国であるロシアが核を脅迫に用いたことから、ウクライナ危機は、日本国内にも核シェアリング、及び、核保有の是非をめぐる議論をもたらすこととなりました。同問題提起に対し、岸田文雄首相は、即座に非核三原則の堅持を以って応えましたが、最終的な判断は別としても、少なくとも議論を行...
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2022-03-23 19:20
(連載2)民主主義陣営を覚醒させたプーチンの侵略戦争
中村 仁
元全国紙記者
中国はロシアと固い連帯を結び、ウクライナ戦争で最も有利なポジションに立ちつつある。傷だらけになったプーチンはますます中国の支援を求め、米欧日は波状的な対ロ制裁で負の影響を受ける。中国は笑みを浮かべる。ウクライナに親露の傀儡政権が樹立され、中国頼みのプーチンが生き残れば、民主主義陣営にとって最悪の将...
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2022-03-22 18:30
(連載1)民主主義陣営を覚醒させたプーチンの侵略戦争
中村 仁
元全国紙記者
プーチンの侵略戦争の暴虐ぶりをリアルタイムでテレビ、ネットを通じて、世界が注視しています。戦争映画でも見るように、独裁政権による戦争の非道さを目の当たりにするのは人類史上、戦争史上、初の体験です。世界全体を見渡すと、民主主義国家の数を専制独裁政治国家の数が上回ったとされます。その最中に民主主義の脆...
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2022-03-19 07:29
(連載2)日本の危機対応への意識の低さ
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト
つまり、戦争をしていない、また戦争に関して議論をしていない日本では、戦争が具体的に何を指すのかということに対してアップデートができていない。極端な話、いまだにグラマンの機銃掃射とB-29の爆撃で人が死ぬと思っているのではないかとすら思う。ちなみに、B-29も当時グラマンといって恐れられたF6Fヘル...
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2022-03-18 15:28
(連載1)日本の危機対応への意識の低さ
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト
ウクライナが直面する戦禍が日々報じられる中、日本の「平和ボケ」について改めて焦点があたっている。日本ではテレビ解説者やコメンテーターがウクライナ情勢についてよく持論を展開しているが、平和の恩恵に長く浴し過ぎたのだろうと思わざるを得ない主張が散見される。
まず、今回のウクライナの問題に...
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2022-03-17 07:25
(連載2)ウクライナで中国は漁夫の利を得るか
岡本 裕明
海外事業経営者
『ウクライナ問題の行方』(3月10日付e-論壇「百家争鳴」)で、ウクライナの戦争は誰と誰の戦争か、という話題を振りました。私は祖国戦争だと申し上げましたが、それは西側諸国に寝返りを打ったウクライナへの厳しい折檻のつもりもあるでしょう。ロシア事情専門家の佐藤優氏はさらに19年に「ウクライナのキエフ府...
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2022-03-16 16:42
(連載1)ウクライナで中国は漁夫の利を得るか
岡本 裕明
海外事業経営者
テレビ番組で橋下徹氏と高市早苗氏氏が激論となったニュース。橋下氏が中国を取り込むべきという論に対して高市氏は西側主導の制裁は効いてくるはずだから中国への譲歩などいらない、という趣旨でした。橋下氏は番組終了後、「戦う一択の高市さんは国家指導者として危険だ」と評しました。この議論、私からするとどっちも...
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2022-03-15 21:35
半世紀前の「チェコ事件」を想起させるロシアの暴挙
飯島 一孝
ジャーナリスト
ロシアのウクライナ侵攻は、今やロシア軍によってウクライナ人が皆殺しにでもされかねない事態に至っている。学生時代にロシア語を学び、ロシア語を使って30年前、ソ連解体を毎日新聞特派員として報道した一人として残念としか言いようがない。この事態を前にして思い出すのは、約50年前に「プラハの春」に沸き立つチ...
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2022-03-12 21:29
「核共有」議論避けるべきでない理由
加藤 成一
外交評論家(元弁護士)
自民党の安倍晋三元首相は、2月27日のフジテレビ日曜報道番組で、核保有国ロシアによる非核保有国ウクライナに対する軍事侵攻を受けて、米国の核兵器を自国領土内に配備して共同運営する「核共有」(「ニュークリア・シェアリング」)の議論の必要性につき問題提起した。安倍元首相の発言を受けて、日本維新の会は3月...
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2022-03-11 09:25
(連載2)ウクライナ問題の行方
岡本 裕明
海外事業経営者
この戦争、誰と誰の戦いなのか、ご批判は覚悟のうえで敢えてわかりやすい例えを考えるなら、朝鮮半島の戦いに似たものを感じます。祖国統一という立場のプーチン氏とより自由と開かれた民主的社会を求めるゼレンスキー氏です。それぞれの国家のトップのイデオロギーのぶつかり合い、そしてブチ切れたプーチン氏の力による...
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2022-03-10 21:17
(連載1)ウクライナ問題の行方
岡本 裕明
海外事業経営者
ウクライナ問題を考える際にこれはいったい、誰と誰の争いなのか、そしてその被害者は誰なのかを考えていました。日本が先の大戦であれほどの戦争をしたのはなぜでしょうか。いろいろな視点はあります。日本がそもそも日露戦争で勝ち、交渉で負けたことで海外に対して強い不満を醸成したことは大きいでしょう。若い将校た...
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