国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百家争鳴」
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2010-09-01 17:00

(連載)ロシアの対日戦勝記念日にどう対応すべきか(1)

袴田 茂樹  青山学院大学教授
 ロシアでは最近、9月2日を戦勝記念日として国の祭日にすることに決めた。もちろん対日戦終戦の記念日だ。また、北方領土の択捉島で軍事演習も行われた。さらに、メドベージェフ大統領やラブロフ外相の対外関係に関する最近の声明は、明らかに日本を無視するものだ。北方領土での軍事演習や9月2日の戦勝記念日制定に関...▶続きはこちら
2010-09-01 07:36

民主党早くも末期症状の分裂指向

杉浦 正章  政治評論家
 民主党分裂回避のための鳩山由紀夫の調停が失敗したのだから、代表選挙は分裂含みの激突段階に突入したということだろう。国民の8割が首相になることを期待していない世論無視の「小沢暴走」が根底にある。壊し屋小沢一郎がその本領を発揮して、民主党政権まで壊しかねない状況を作った。これほど国民不在の党首選挙を知...▶続きはこちら
2010-08-30 10:34

アメリカを二分する話題:モスク建設と同性婚の可否

入山 映  サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
 久しぶりにアメリカを訪れて、先ず驚いたのが国内線の飛行機だ。チェックインした荷物であろうが、持ち込み手荷物であろうが、一個25ドルを徴収する、という仕組みだ。やれ自由競争だ、低運賃の過当競争(cut throat)だ、のあげくの果てに、乗客にツケを回している感なしとしない。入国審査もこの間までは指...▶続きはこちら
2010-08-27 07:34

政界大連立含みの流動性も:小沢立候補

杉浦 正章  政治評論家
「政治とカネ」で3か月前に辞任した鳩山由紀夫と小沢一郎が、今度は手を組んで政権を目指す構図を「破廉恥」と呼ばずにに何と呼ぶのか。民主党代表選は「脱小沢」対「親小沢」の戦いになるが、政治の本質論から言えば、「小沢首相」を認めるかどうかの戦いである。そして「小沢首相」が実現してもしなくても、政界は再編含...▶続きはこちら
2010-08-26 18:06

「村田良平大使を偲ぶ会」のご案内

岡崎研究所  シンクタンク
「村田良平大使を偲ぶ会」のご案内

 村田良平大使が本年3月18日にご逝去されましてから、約6ヶ月が過ぎました。村田大使は外務事務次官、駐米大使、駐独大使などを歴任されたほか、外務省退官後も、日本の将来について発言をされるなど、日本の外交に大きな足跡を残されました。
 
 我々発起人は、村田...▶続きはこちら
2010-08-25 15:52

アジア通貨基金よりアジア重視のIMFのほうが望ましい

岡崎研究所  シンクタンク
 「IMF は世界経済の重心が移りつつあるアジアを重視すべきだ」という IMF 専務理事の発言がありましたが、インターナショナル・ヘラルド・トリビューンのコラムニスト、Philip Bowring が、それを踏まえて、ニューヨーク・タイムズ の7月20日付でアジア通貨基金のことを論じています。

...▶続きはこちら
2010-08-24 11:04

政治を動かす「自然災害」

川上 高司  拓殖大学教授
 世界中の異常気候とそれによって発生する自然災害が、政治に影響を与える新たな要因として浮上してきている。パキスタン政府は3万人以上の軍を投入して救助に当たるが、全く追いついていない。スワット地区はパシュトゥ人の地元でタリバンの支配地域であったが、過去に大規模な軍を投入してタリバンを追い出したばかり。...▶続きはこちら
2010-08-23 07:36

小沢出馬なら民主政権は崩壊の危機に突入

杉浦 正章  政治評論家
 火を見るより明らかなことが、小沢一郎擁立グループには分かっていないようなので、小沢が立候補したらどうなるかを説明しよう。まず「小沢立候補と小沢首相」の実現は、民主党政権が発足1年で崩壊過程に突入することを意味する。「小沢首相」では秋の臨時国会は「政治とカネ」で冒頭から紛糾し、審議は微動だにしなくな...▶続きはこちら
2010-08-13 00:39

国会議員立候補者に検定試験を課すべし

河東哲夫  大学教授
 この頃は、やたらなんでも「検定」ばやり。どこかの誰かが、「これは『検定』です」と言って出題すると、それが即、検定になってしまう不可思議さ。こりゃ、検定の検定でも作ってもらわないと、信用できる検定はどれなのかわからない。この頃家を買うと、姉歯事件のあおりで、やたら当局の規制が厳しく、土台から工法まで...▶続きはこちら
2010-08-11 10:38

WikiLeaks による『アフガニスタン戦争日記』暴露の衝撃

川上 高司  拓殖大学教授
 WikiLeaks(ネット)が さる7月25日に、9万2千点から成るアフガニスタン戦争に関する機密文書『アフガニスタン戦争日記(Afghan War Diary, 2004-2010)』を暴露、掲載した。しかも、その発表にあわせ New York Times(米)、Guardian(英)、Spie...▶続きはこちら
2010-08-11 10:26

国連中心主義を一度見直してみよう

入山 映  サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
 わが国のナイーブな国連中心主義と、それに付随した国連信仰のようなものは、一度見直してみる必要がある。民主党お得意の事業仕分けで国連関連の拠出金、特に得体の知れない「基金」を洗ってみれば、びっくりするような実態が明らかになる筈だ。それもその筈、国連というのは巨大な国際官僚組織であり、おそらく世界で最...▶続きはこちら
2010-08-09 12:23

米ロ接近が世界に及ぼす影響

岡崎研究所  シンクタンク
 6月7日付け『The National Interest』誌で、同誌編集主任で米海軍大学教授の Nikolas K. Gvosdev が、7月初旬のクリントン長官のグルジア、ウクライナ、アルメニア、アゼルバイジャン、ポーランド歴訪について論評しています。それによると「オバマ政権は、ロシア周辺諸国に...▶続きはこちら
2010-08-06 19:52

寄付を妨害する日本の公益法人制度

入山 映  サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
 日本の新聞にも大きく報道されたからお読みになった方も多いと思うが、あのビル・ゲイツとウォーレン・バフェットが、48人の富豪たちに少なくとも私有財産の半分を寄付するように呼びかけて、1500億ドル(1ドル85円として12兆円余り)を拠出させる事に成功したという。「呼びかけは、難しかったか」と訪ねられ...▶続きはこちら
2010-08-04 07:28

民主代表選は、管対「反菅・小沢代理」戦争の様相

杉浦 正章  政治評論家
 代表選挙に向けて民主党内の鼎(かなえ)が煮えたぎってきた。複雑な動きを整理すると、小沢一郎が影で糸を操り「反菅代理戦争」を展開してゆく流れが見えてくる。その中核は、小沢側近で前国対委員長の山岡賢次らが作る「09マニフェストの原点に返り『国民の生活を守る』集い」だ。反菅の牙城になりそうだ。焦点は事実...▶続きはこちら
2010-08-03 07:52

(連載)東アジア史における日本の特異性(2)

河村 洋  親米・国際介入主義NGOニュー・グローバル・アメリカ代表
 他方で中国とアジア近隣諸国は眠りの中にあり、儒教的な世界観に基づいて中華皇帝が天帝の名代として地上を支配する世が続くものと信じて疑わなかった。冊封体制の下では中華皇帝が世界の諸王の上に君臨した。そのため中国はどの国とも対等の関係を持ったことがなかった。朝貢貿易は中国への忠誠の証しであり、近隣諸国の...▶続きはこちら
2010-08-02 11:49

(連載)東アジア史における日本の特異性(1)

河村 洋  親米・国際介入主義NGOニュー・グローバル・アメリカ代表
 近年、日本の政策形成者の間で東アジア共同体の建設に向けた議論が高まっているが、その中で忘れ去られているのは、中華冊封体制との関わりでの日本の歴史的な特異性である。その特異性は、近代以前と近代以降の両面から理解されねばならない。

 東アジアの近代史で最大の出来事はアヘン戦争である。ビクトリア女...▶続きはこちら
2010-08-02 07:36

民主代表選、菅再選軸に展開へ

杉浦 正章  政治評論家
 鳩山・小沢の連袂(れんぺい)辞職を半年前の正月に言い当てた“重圧”が、筆者を「1か月半後の民主党代表選を読め」と攻め立てる。まだどこも書いていないのにである。しかし、「早見え」が習い性であるから、困るのだ。おまけに人が良いと来ているから、ついつい言ってしまうのだ。だから、言ってしまおう。方向は「民...▶続きはこちら
2010-08-01 05:43

今次のARF外相級会合の2つの注目点

石垣 泰司  アジアアフリカ法律諮問委員会委員
 7月23日ハノイで東アジア地域の政治・安全保障に深い関心をもつASEAN+3、米露、北朝鮮など26カ国とEUの外相級代表が出席するASEAN地域フォーラム(ARF)が開催された。今後の東アジアにおける安全保障環境の形成および展開を考える上で、いくつかの重要な動きがみられた会議であった。2年振りにA...▶続きはこちら
2010-07-30 07:32

決め手を欠く小沢の「代表選」戦略

杉浦 正章  政治評論家
 首相・菅直人も両院議員総会で平謝りとは情けない。姿を見せずに糸を引いた小沢一郎の高笑いが聞こえる。しかし、菅も、代表選出馬表明と執行部続投の方針だけは辛うじて表明できた。永田町の耳目は、小沢の動向に移行したが、大方の見方は「小沢は立てまい」というところに落ちつきつつある。勢い代理戦争となるが、「打...▶続きはこちら
2010-07-29 10:17

中台経済協力枠組み合意をどう読むか(再論)

岡崎研究所  シンクタンク
 中台経済協力枠組協定(ECFA)について、『エコノミスト』誌7月1日号が社説を掲載しています。それによると、「ECFAが中台統一に向けての一歩になるという懸念は、中国側の意図の読みとしては正しい。しかし、この協定には、(1)輸出立国の台湾の利益になる、(2)台湾の世論は圧倒的に現状維持派であり、今...▶続きはこちら
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総論稿数:4731本
東アジア共同体評議会