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2010-09-24 11:12
(連載)円売り介入を活かす法 (2)
田村 秀男
ジャーナリスト
レーガン共和党政権時代、米国ではドル安誘導の果てに1987年10月19日の「ブラック・マンデー(暗黒の月曜日)」と呼ばれるドル、株、国債のトリプル暴落事件を招来して、世界の市場を震撼させた。レーガン政権の後を継いだ父ブッシュ政権はその悪夢から、日本との通商交渉の妥協の条件として米国債購入の約束を日...
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2010-09-23 10:10
(連載)円売り介入を活かす法 (1)
田村 秀男
ジャーナリスト
失礼を省みず言うが、菅直人首相とその政権は、日本の政治史上類をみないほどの経済オンチと言うしかない。その存在自体が、日本の災厄の元凶と心配になる。やっと踏み切った円売り介入の前には、菅首相が介入のために米欧と事前協議していることをばらしてみたり、介入したあとは仙谷由人官房長官が1ドル82円の水準が...
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2010-09-21 07:32
第二次菅内閣に国民の期待するもの
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
第二次菅内閣が成立した。前回のように鳩の糞害を受けての成立ではないが、マスコミが騒ぎ立てるように「脱」小沢・「反」小沢を引きずっての組閣だとすれば、これはまた前途楽観を許さないのかもしれない。あの愚劣としか言いようのない党首選で、世論動向にも関わらず、半数の議員が小沢を選択したという信じ難いことが...
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2010-09-19 18:45
これが国家というものだ
花岡 信昭
拓殖大学大学院教授
中国漁船の日本領海侵犯事件で、中国政府は日本大使を4回も呼び出し、それも真夜中に呼ぶという非礼なことまでやった。なんとも異常に見えるが、実はこれが国家というものだ。日本側のほうがあまりに上品すぎる。こっちもすかさず、真夜中に中国大使を呼びだして、厳重抗議すべきだった。尖閣諸島について、日本側の基本...
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2010-09-17 07:33
正念場を迎えた「タリバーン岡田」
杉浦 正章
政治評論家
堅物で原理主義者の別称「タリバーン」が幹事長になった。岡田克也3度目の幹事長登場である。下手に裏芸がきく政治家より、謹厳実直・誠心誠意派の方が、複雑に入り組んだ難局を乗り切るにはいいかもしれない。しかし筋論だけで乗り切れるかだが、国対委員長にベテラン鉢呂吉雄を置いたのがミソだ。表は岡田、裏は鉢呂の...
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2010-09-14 07:55
民主代表選は、「政治的存在感」の勝負だ
花岡 信昭
拓殖大学大学院教授
民主党代表選は、いよいよ投票日。菅首相優勢といわれているが、小沢氏が最後にどこまでその底力を発揮するか、その結果は分からない。これほどの緊迫した代表選挙は初めてだ。それも首相に直結するのだから、これは国家の行方をも左右する。で、いずれが勝ったら、どういうことになるか。独断と偏見で勝手に占うと、ポイ...
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2010-09-14 07:44
議員の「半数」が小沢支持という民主党の度し難さ
杉浦 正章
政治評論家
小沢一郎の立候補を「開いた口がふさがらない」と社説で書いたのが朝日新聞だが、その口は依然開いたまま選挙当日を迎えた。なぜ開いたままかというと、小沢支持の議員が411人中半数に達するというアブノーマルが通用する政党の存在が立証されつつあるからだ。秋には刑事被告人になり得る候補を、こともあろうに「首相...
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2010-09-13 10:13
「氷河特急」はスイス国鉄の路線ではありませんよ
山田 なおみ
主婦
「『氷河特急』事故でスイス国鉄の喪ったもの」と題する本欄への7月28日付け投稿で入山映氏は、「スイス国鉄の『氷河特急(Glacier Express)』の事故には、二重の意味で驚かされた。最初の驚きは、いうまでもなく、スイスの鉄道に事故が起こった事だ」と述べられたあと、「第二の驚きは、その事故の原...
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2010-09-12 14:48
民主党代表選に白ける
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
民主党党首選挙が何日か後に迫った。正直に言って白けきった行事の感が深く、マスコミがはしゃいだり、巷で熱の入った様子などを報道されると、「ほんとかいな」と感じたりするのだから、困ったものだと思う。歯切れが悪くて官僚答弁みたいな発言を繰り返している菅さんと、何ヶ月か前に幹事長を辞任、その後も一切説明責...
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2010-09-09 22:06
小沢氏は「国民に対して負う負債」をまず清算せよ
四条 秀雄
不動産業
小沢氏が民主党の代表戦に立候補したと聞いたとき、「ああ、やはりな」という思いがしました。鳩山氏が芝居がかった方法で小沢氏を退陣の「道連れ」にしたのは、ついこの間のことです。私は、今の情景を見て、あのときの様子をすぐさま思い起こしました。
日本人の多くは馬鹿ではないから、私と同じ印象を抱いて...
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2010-09-09 07:32
菅でも、小沢でも、早期解散含み
杉浦 正章
政治評論家
民主党代表選挙と早期解散・総選挙の可能性をかねてから指摘してきたが、ようやく野党も分かって来たようだ。自民党が石原伸晃を幹事長に据えるのも、紛れもなく総選挙シフトだし、みんなの党も100人以上の擁立準備に着手した。菅直人が勝つと思うが、小沢一郎がなっても、解散・総選挙は早い。小沢なら秋の臨時国会、...
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2010-09-08 12:39
アジアの同盟国による緩やかな連合
岡崎研究所
シンクタンク
1.7月27日付けの『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙の紙面で、米 AEI の Daniel Blumenthal 氏は、つぎのように論じている。
アジアの同盟国は米国主導の緩やかな連合を作って、中国軍事力の台頭に立ち向かうべきだ。ASEAN地域フォーラムでクリントン国務長官が、南シナ海の...
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2010-09-07 10:18
批判を受けるオバマ政権の経済政策
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
菅総理の「一に雇用、二に雇用、三に雇用」というのは、2009年米国雇用統計発表にあたって、オバマ大統領の首席補佐官ラーム・エマニュエルの言った「雇用、雇用、雇用」を彷彿とさせる。(まさかパクリじゃないよね。)オバマ大統領も言ったものだ。「毎日、再度経済を活性化すべく努力しなくてはならない。多くのア...
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2010-09-06 07:35
「小沢首相」なら、「日本の荒廃」は必至
杉浦 正章
政治評論家
「裁判を受け堂々と潔白を主張したい」と民主党代表選候補・小沢一郎は胸を張って開き直っている。しかし、日本の首相が、強制起訴で法廷に立ち、疑惑の一つ一つを弁明する姿を想像できないのは、筆者だけであろうか。国民は小学生に至るま凝視する。国民ばかりか、世界中のメディアが報道する。この「首相イコール刑事被...
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2010-09-03 09:47
(連載)ロシアの対日戦勝記念日にどう対応すべきか(3)
袴田 茂樹
青山学院大学教授
このような捏造された歴史観やそれに基づく報復主義が、ロシアの歴史教育では正されていないし、きちんとした歴史教育も為されていない。領土問題も解決されていない。だからこそ、日本は、今の状況のままで9月2日をロシアが戦勝記念日とすることに、はっきりと抗議する必要があるのだ。もちろん、抗議に際しては、ここ...
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2010-09-02 22:50
対中政治配慮のにじむ2010年版『中国の軍事力』
石垣 泰司
アジアアフリカ法律諮問委員会委員
米国防省が毎年米議会に提出している報告書『中国の軍事力』については、例年であれば3月に提出されているべき筈のものが、本年は理由が明らかにされないまま、提出が大幅に遅れ、如何なる事情によるものか取り沙汰されてきたが、ようやく8月16日になって提出され、内容が公表された。その内容は、米国および本邦主要...
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2010-09-02 10:09
(連載)ロシアの対日戦勝記念日にどう対応すべきか(2)
袴田 茂樹
青山学院大学教授
ロシアにおける9月2日の戦勝記念日の制定についてだが、ロシアがこの戦勝記念日を祝うのは、米国など他の連合国が同じ日を対日戦勝記念日(V-J Day)と見ているのと同じで、ロシア国内の問題であり、取り立てて抗議すべき筋合いのものではない、との見解がある。しかし、この日に関して言えば、日本にとっては、...
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2010-09-01 17:00
(連載)ロシアの対日戦勝記念日にどう対応すべきか(1)
袴田 茂樹
青山学院大学教授
ロシアでは最近、9月2日を戦勝記念日として国の祭日にすることに決めた。もちろん対日戦終戦の記念日だ。また、北方領土の択捉島で軍事演習も行われた。さらに、メドベージェフ大統領やラブロフ外相の対外関係に関する最近の声明は、明らかに日本を無視するものだ。北方領土での軍事演習や9月2日の戦勝記念日制定に関...
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2010-09-01 07:36
民主党早くも末期症状の分裂指向
杉浦 正章
政治評論家
民主党分裂回避のための鳩山由紀夫の調停が失敗したのだから、代表選挙は分裂含みの激突段階に突入したということだろう。国民の8割が首相になることを期待していない世論無視の「小沢暴走」が根底にある。壊し屋小沢一郎がその本領を発揮して、民主党政権まで壊しかねない状況を作った。これほど国民不在の党首選挙を知...
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2010-08-30 10:34
アメリカを二分する話題:モスク建設と同性婚の可否
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
久しぶりにアメリカを訪れて、先ず驚いたのが国内線の飛行機だ。チェックインした荷物であろうが、持ち込み手荷物であろうが、一個25ドルを徴収する、という仕組みだ。やれ自由競争だ、低運賃の過当競争(cut throat)だ、のあげくの果てに、乗客にツケを回している感なしとしない。入国審査もこの間までは指...
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