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2009-01-26 09:48
金正日総書記「健康不安説」の背後にあったもの
大江 志伸
江戸川大学教授・読売新聞論説委員会特約嘱託
北朝鮮建国60周年(2008年9月9日)の記念行事に姿を見せなかったことで火がついた金正日総書記の健康不安説、5か月におよんだあの「狂想曲」はなんだったのだろうか。世界各国とりわけ日本、韓国、一部米国のメディアによる関連報道は、未確認情報の空中戦の様相を呈し、一時的な健康悪化説から再起不能説、果て...
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2009-01-24 01:46
「世の中」のせいにする前に、自分でできることからやろう
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
貸し渋りだ。借り剥がしだ。失業率が増加傾向にある。非正規労働者の悲鳴が聞こえる。自動車が売れない。小売りが不振だ。GDPはマイナス成長だ。「ゆき過ぎた改革」の付けが回ってきた。さあ、景気の底上げだ。ケインズでゆこう。大合唱の台詞は、まだまだいくらでもあるが、こんなところが通奏低音とでもいうべきでは...
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2009-01-22 18:02
日・米民主主義の落差を痛感する
花岡 信昭
ジャーナリスト
オバマの演説ぐらいは見ておくか、とテレビをつけたのだが、そのまま引きずりこまれて、パレードの場面まで見てしまった。完全徹夜だ。オバマ大統領のスタンスには疑問も多々ある。日本にとっては、民主党政権は「ジャパン・ナッシングの悪夢」を思い起こさせる。そういったことは改めて書くとして、ワシントンに200万...
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2009-01-21 10:08
オバマ大統領の就任演説を聴いて思うこと
近藤 健彦
明星大学教授
たった今、数時間前のオバマ大統領の就任演説の全文を翻訳で読んだ。便利な世の中になったものである。翻訳で読んでも、すごいスピーチだった。この演説は今後折に触れあちこちで引用されるだろう。政治的リーダーにとって、演説は命である。この演説だけでも、オバマ就任の意義はあったのではないかとさえ思う。私にとっ...
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2009-01-20 15:17
日本は政治制度改革でアジアのお手本を示せ
武石 礼司
東京国際大学教授
近年、アジア諸国においては政治制度の整備が着実に進められており、インドネシアのように新たに三権分立の制度的確立が達成された国も出現している。アジア各国とも歴史的な成り立ちが異なるために、政治制度はその詳細を分析すると、様々な点で実に大きな差異があるが、それでも人権の尊重、普通選挙の実施、司法権の独...
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2009-01-19 09:59
(連載)中央政策官庁はマクロを見よ(2)
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
マネージメントにも、経済学と同じでミクロとマクロがある。中央省庁がミクロに踏み込んでその具体的施策まであげつらっていたのでは、肝心のマクロがお留守にならないか。この外郭団体にとって、本命は経産省であり、環境省はいわば添え物のような役所ではあるが、だからといって、ことの是非が変わる訳ではない。ミクロ...
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2009-01-18 02:40
(連載)中央政策官庁はマクロを見よ(1)
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
1月7日付けの『朝日新聞』夕刊一面に「小物家電の町医者・使い捨て防止へ環境省が構想」という見出しの記事が載っている。内容というのは、家電製品が故障したら地域で家電製品協会から「家電製品エンジニア」に認定されている約5万7千人の「町医者」(リペア・マイスター)に修理を依頼するようにしよう、という提案...
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2009-01-17 17:19
(連載)そう簡単に崩れない英米の絆(2)
辻 正寛
会社役員
ただし、ミーチャー発言と今回のミリバンド発言は、主張の方向性は似通っているが、その政治的意味という点では大きな違いがあることも事実である。前者が、大臣辞職の上での痛烈な政権批判の性格を持ったのに対し、後者は、オバマ新政権が、ブッシュ政権とは一線を画し、対テロ政策でも大幅な方向転換がなされることを踏...
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2009-01-16 23:11
(連載)そう簡単に崩れない英米の絆(1)
辻 正寛
会社役員
昨15日、インドのムンバイを訪問中のデイヴィッド・ミリバンド英外相は、昨年テロの攻撃対象となったタージマハール・ホテルにおいて演説し、ブッシュ米政権が掲げた「対テロ戦争」という表現が「不適切であり、誤解を招くものである」と言明したが、各種メディアはこぞってこの現職閣僚の異例の発言を取り上げている。...
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2009-01-15 09:15
窮状にある外国人・留学生を支援しよう
四条秀雄
不動産業
金融危機の実体経済への波及によって、日系人をはじめとした沢山の在日外国人が失業し始めています。また、在日留学生の窮状も報道されています。日本人として、座視するのではなく、なにかできることはないか、と考えてみるべきだと思い、いくつかのアイデアを思いつきました。皆さんのご意見を伺いたいところです。国民...
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2009-01-13 19:50
ワークシェアリングの前提は仕事の洗い直し
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
労働力需要に波動、例えば季節波動があるというのは、何も今日昨日発生した事態ではない。ピーク時労働力を確保するために臨時雇用、最近の言葉でいえば非正規労働者を雇用するというのも、昔からある対応策だ。年賀はがきの処理を考えてみれば明らかだろう。他方で、労働者保護のために経営側の解雇権の濫用を防ごうとい...
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2009-01-10 09:53
(連載)「サハリン・フォーラム」で感じたこと(3)
袴田 茂樹
青山学院大学教授
十数年前に「サハリン・フォーラム」が始まったとき、ユジノサハリンスクの郷土博物館を訪問して驚いた。建物は日本時代のものを利用しているのだが、展示内容を見ると、サハリンの歴史にはまるで日本の樺太時代が存在しなかったかのように、まったく無視されているのだ。日本は、第2次大戦の時にソ連軍が戦った侵略者と...
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2009-01-10 02:46
(連載)特筆すべき「日中韓首脳会議」のスタート(2)
石垣 泰司
東海大学法科大学院非常勤教授
以上に加え、とりわけ特筆されるのは、昨年12月13日に福岡県太宰府市において初の単独開催となる日中韓首脳会議が開催されたことである。地方都市で開催されたこともあってか、その内容につき余り詳細な報道はなされなかったが、麻生総理が議長となり、温家宝首相、李明博大統領が出席し、従前ASEAN+3首脳会議...
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2009-01-09 21:37
(連載)「サハリン・フォーラム」で感じたこと(2)
袴田 茂樹
青山学院大学教授
私が驚くのは、ビザなし交流が始まったそもそもの理由を、サハリン側が全く理解していない、ということだ。また、ビザの発行に関する基本的な知識を欠いている、ということも判明した。われわれがサハリン側に説明したのは、次の点である。
ビザなし交流は、ソ連時代の1991年にゴルバチョフ大統領が提案した...
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2009-01-09 05:37
(連載)特筆すべき「日中韓首脳会議」のスタート(1)
石垣泰司
東海大学法科大学院非常勤教授
昨2008年は、タイの政情混乱によりタイがホストするASEAN首脳会議が開催できなかったため、これに連動していたASEAN+3首脳会議、東アジア・サミットの何れも開催されずに終わった。これら首脳会議は2月末までにタイで開催される旨、年末のASEAN外相会議で確認はされたが、具体的期日、場所等は...
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2009-01-08 22:24
(連載)「サハリン・フォーラム」で感じたこと(1)
袴田 茂樹
青山学院大学教授
日本とロシアの民間交流を進めてきた安全保障問題研究会とサハリン行政府が共催する第11回「サハリン・フォーラム」が12月にユジノサハリンスクで実施され、私も出席したが、今回の「フォーラム」で私が強い印象を受けた2つの問題について、簡単に報告したい。第1は、北方領土問題とビザなし交流の関係について、ロ...
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2009-01-08 21:06
尖閣諸島危機を予測し、抑止せよ
四条秀雄
不動産業
米国発の金融危機と実物経済の急減速は、中国経済に多大な損害を与えるものと思われます。新興国の経済は、うまく回転する時は予想以上に良くなりますが、悪くなると予想以上に悪くなります。日本経済は、国際収支の天井に突き当たっては細かな調整を繰り返しながら、成長してきましたが、これまでの中国経済は、10年後...
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2009-01-07 16:19
元日付けの新聞トップはこれでよいのか
花岡 信昭
ジャーナリスト
新聞社の現役時代、元日紙面の1面トップはトクダネで飾るのが恒例だった。だから、各部ともこれぞと思うネタを元日付に出そうと競い合った。これがこのところ変わってきた。大型企画を1面トップに置くことが増えた。今年はさらにその傾向が顕著になった。主要紙でみると、ストレート・ニュースで勝負していたのは、読売...
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2009-01-06 13:15
イスラエルとパレスチナはどこへ行く
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
イスラエルはガザへの地上軍投入に踏み切った。民衆を巻き込んだ非正規軍との戦いに「勝利」はなく、泥沼化するだけであることは、誰よりも良く知っている筈のイスラエルが、敢えてこの行動に出た背景については、憶測を含めていくつかの観測が乱れ飛んでいる。それについて論評する前に、意外に日本では知られていない、...
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2009-01-01 07:26
新年明けましておめでとうございます
伊藤 憲一
東アジア共同体評議会議長
2009年、平成21年の年頭を迎えるに当たり、東アジア共同体評議会を代表して、日頃その政策掲示板「百家争鳴」にご投稿賜り、またはご愛読頂いております全国、全世界の皆様に、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
早いもので、2006年4月7日に「百家争鳴」を世に送り出して以来、3度目の正月を迎え...
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東アジア共同体評議会