国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百家争鳴」
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2010-12-27 14:23

問われる「たちあがれ日本」の判断

花岡 信昭  拓殖大学大学院教授
 菅政権とたちあがれ日本の連立話には驚いたが、あり得ないことではない。その一点だけ見据えると、目指すべき国家像も政治理念も政治姿勢もまったく異なる政党じゃないかということになるが、政治の世界ではときにこういうことが起きる。つまりは、もっと大きな仕掛けの一端が頭を出したものと見れば、理解しやすくなる。...▶続きはこちら
2010-12-24 13:02

中国国内からの中国の外交政策への懸念

岡崎研究所  シンクタンク
 『ウォールストリート・ジャーナル』紙11月11日付で香港科学技術大学の David Zweig 教授が「最近中国の対外姿勢がとみに強硬になり、軍の発言力も増していることについて、中国の中でも懸念が表明されている」と言っています。すなわち「最近の中国訪問で驚いたのは、中国の国際政治専門家たちが中国の...▶続きはこちら
2010-12-23 08:54

どこへ行った「21世紀の米軍」

川上 高司  拓殖大学教授
 米海兵隊は、アフガニスタンのカンダハルに戦車を投入することを決定した。意外なことだが、アフガニスタンに戦車が投入されたのは初めてである。アフガニスタンではハンビーなどの比較的軽量級の車両が使われてきた。ただし、これは地雷やIED(簡易路肩爆弾)には弱く、IEDによる米兵の犠牲者は一向に減少しない。...▶続きはこちら
2010-12-23 08:43

疑念のある憲法第89条後段の趣旨

入山 映  サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
 クリスマス商戦たけなわである。いまさらこんなことをいうまでもないが、これはもともとキリスト教のお祝いで、キリストの生誕を祝うもの。お馴染みサンタ・クロースは発生的にはかなり土俗性の強いキャラクターだが、彼も世界的地位を克ち得たようだ。キリスト教のお祝いを国民こぞって自分のものにする。まあ、おおよそ...▶続きはこちら
2010-12-21 14:56

台湾をめぐる中台バランスの危機増大

岡崎研究所  シンクタンク
 11月16日付けの『ウォールストリート・ジャーナル』紙で、J. Michael Cole 『台北タイムズ』副編集長が、「中台の経済関係の深化にも関わらず、台湾の独立志向が衰えていないことから、中国が武力行使に踏み切る可能性が出てきた中で、台湾の防衛能力が落ちている」と警告を発しています。すなわち、...▶続きはこちら
2010-12-20 07:32

菅・小沢のデスマッチ突入

杉浦 正章  政治評論家
 刑事被告人と時の首相との会談の前例としては、1983年の衆院議員・田中角栄と首相・中曽根康弘の会談があるが、まもなく“刑事被告人”となる小沢一郎と首相・菅直人の会談が12月20日に実現する。小沢vs.菅の代表選、内閣改造に続く、3度目のデスマッチだ。この「菅・小沢最終戦争の幕開け」ともいえる会談の...▶続きはこちら
2010-12-18 06:24

日本人の英語教育をどうするか?

四条 秀雄  不動産業
 これは多くのバイリンガルの方が指摘していることですが、英語等の別の言語を学ぶということは一種の二重人格になることだと言われています。イメージを言語で表現する際に、日本語とは別の通路を形成することだと言われています。私自身も日本語のスイッチが切れた体験をしています。母語を失った感覚というのは、写真の...▶続きはこちら
2010-12-17 13:31

捕鯨問題で日豪関係を壊してよいのか

中山 太郎  研究所客員研究員
 12月16日、都内某所で豪野党党首トニー・アボット氏の話を拝聴した。同氏は、政治では自由主義、経済では市場競争原理の信奉者でもある。日豪関係についての彼の発言は、いまいち歯切れが悪かった。豪も今年の総選挙で与党労働党が連邦議会の過半数を失ったが、野党も過半数には届いていない。そのような中で、労働党...▶続きはこちら
2010-12-16 19:48

与野党習熟期間の国政停滞は授業料

入山 映  サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
 このところ「菅内閣の危機だ」とか、「政権維持がにわかに危うくなった」といった論調が、マスコミを賑わしている。マスコミたるもの、ニュースがなければ作ってでも煽っていた方が面白いのだろうから、それはそれで結構だ。しかし、本気で菅内閣の存続が危ぶまれる事態がにわかに発生した、と思い込む人が出るとすれば、...▶続きはこちら
2010-12-15 07:31

鳩山の引退撤回は、手抜き工事業者の復権と同じ

杉浦 正章  政治評論家
 史記にに「功を成す者は去る」とあるが、さしずめ「功を成さざる者は去らず」か。前首相・鳩山由紀夫が近く「辞めるの止めた」と宣言するそうだ。惜しまれて辞める政治家は多いが、世論に抗してこれだけ居座る政治家もめづらしい。ここまで空気を読めぬKY政治家もまた珍しい。落語調で言えば「どこの世界にもごますりは...▶続きはこちら
2010-12-14 12:58

ウィキリークス情報で分かる北をめぐる米中韓日関係

田村 秀男  ジャーナリスト
 北朝鮮関連を例にとると、金正日労働党総書記について北京の外務次官が「駄々っ子のようだ」と米外交官に打ち明けている。日本側の論者が、この公電情報だけを手がかりにして、北京も平壌を持て余しているかのような解説をするのは、何ともお粗末だ。中国政府の対北政策は極めて実利優先で、この駄々っ子にアメを与え、そ...▶続きはこちら
2010-12-13 08:20

「安定的な衰退」のために求められる思考と論理

四条秀雄  不動産業
 筆者は、11月11日付けの本欄への投稿で「グローバル化する世界において、日本はどのような未来を志向すべきか。成長を志向するか?安定を志向するか?それが問われている。小泉時代までで成長路線のほとんどはテストされ、すべて要求を満たさなかった。成長路線は捨てるべきである。『いかに安定的に衰退するか?』を...▶続きはこちら
2010-12-10 07:32

「小沢招致」も「仙谷更迭」も、ともに実現すべきもの

杉浦 正章  政治評論家
 「目糞鼻糞を笑う」か、「猿の尻笑い」か、「腐れ柿が熟柿を笑う」か。いずれも民主党内の抗争を表現して的を射ている。元代表・小沢一郎が「菅総裁では選挙が戦えない」と言えば、幹事長・岡田克也が「小沢氏が統一地方選の障害」と反論する、といった具合だ。大局から見れば「小沢国会招致」も、「仙谷更迭」も、両方実...▶続きはこちら
2010-12-09 11:56

尖閣外交は、自民党政権の方がヒドかった

若林 洋介  学習塾経営
 先月(11月)末の「朝まで生テレビ」で、桜井よしこ女史(政治評論家)は「2004年3月の尖閣不法上陸事件においては、小泉首相は『自らの政治判断で強制送還を指示した』と記者会見で表明した。今回の菅首相のように、政治家としての責任回避はしなかった」と述べていた。すなわち「民主党政権よりも、自民党政権時...▶続きはこちら
2010-12-09 10:17

ほどほどのところで世代交代が起こる仕掛けは、生活の知恵

入山 映  サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
 「総論賛成」「各論反対」というのは、別に珍しい話ではない。世代交代というのも、一般論としては当然の話だし、自然の摂理とも言うべきことだから、反対のしようがない。しかし、具体的にこの私のポスト(特にトップになったような時が典型なのだが)について、「いま」それをやりましょう、ということになると、断然物...▶続きはこちら
2010-12-07 07:38

福島瑞穂との“危うい復縁”は政権の致命傷になりうる

杉浦 正章  政治評論家
 俳句の冬の季語に「鎌鼬(かまいたち)」がある。小旋風でいつの間にか切り傷が出来るそうだが、菅政権はその「女鎌鼬」に取り付かれた。首相・菅直人が社民党代表の福島瑞穂との“危うい復縁”へとかじを切ったのだ。菅は「旧連立」対「自公」の構図で通常国会を乗りきろうという構えだが、果たして乗り切れるか。歴史は...▶続きはこちら
2010-12-05 13:12

(連載)対露政策失敗の責任(4)

袴田 茂樹  青山学院大学教授
 残念ながら、今日に至るまで、ロシア側はこの発言を、日本側のホンネととらえているフシがある。つまり、日本政府は領土問題解決に真剣ではない、あるいは主権問題に鈍感、との見方だ。2003年1月に小泉首相とプーチン大統領がもっぱら経済関係を重視した「日露行動計画」に調印したときも、2009年5月にプーチン...▶続きはこちら
2010-12-05 09:31

自民党の国会対策の致命的なミス

花岡 信昭  拓殖大学大学院教授
 臨時国会は当初の予定通り、12月3日に閉幕した。補正予算も成立した。菅政権はガタガタだが、予算を成立させたのだから、いわれるほどへたってはいない、という見方もできる。政府提出法案の成立率はここ10年で最低の37・8%だが、補正予算成立ならあまり支障はない。支持率急落というのに、なぜこういう展開にな...▶続きはこちら
2010-12-04 09:13

(連載)対露政策失敗の責任(3)

袴田 茂樹  青山学院大学教授
 では次に、「外務省の情報能力の低下が日露関係の悪化や今日の事態を招いた」との論はどうだろうか。自民党の石原伸晃議員は11月21日のNHK日曜討論で、「政府は自らの責任を駐露大使や外務官僚に転嫁している」と批判した。これは正論だが、私は、問題の根はもっと深いところにあると考えている。今の民主党政権だ...▶続きはこちら
2010-12-03 10:10

(連載)対露政策失敗の責任(2)

袴田 茂樹  青山学院大学教授
 新たな独創的アプローチと言うとき、日本側がロシア側に求めることは最低でも、プーチンが認めた日ソ共同宣言だけでなく、東京宣言で双方が合意した「4島の帰属問題の解決」という「古い」立場に復帰すること、さらにその先に新たな一歩を踏み出すことを意味する。つまり、少なくとも国後、択捉の交渉を開始し、それを先...▶続きはこちら
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