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2021-04-17 11:26
日米首脳会談について考える
中山 太郎
団体非常勤職員
日本のメディアは、米のバイデン大統領は菅総理を「ヨシ」と呼ぶこととなり、日米の親密度が高まるなどと報道している。外交では、自分の国が第一で、他の国は便宜的にその都度利用するものだとの大原則を忘れてはならない。そもそも、今や中国に対して、米の潜在的な第1の競争相手として強烈にその対抗措置がとられつつ...
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2021-04-15 18:30
(連載2)’平和裏’に併合されたウイグルの教訓
倉西 雅子
政治学者
大戦の混乱期にあってイリに拠点を移していた東トルキスタン政府の幹部が毛沢東の招きで北京に向かう途中で行方不明となり、イリに残っていた幹部の一人であるセイプディン・エズィズィという人物が北京に出向いて共産党政府への服属を表明したことで、併合されてしまったのです。チベットもまた、軍事同盟、あるいは、保...
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2021-04-15 17:19
米軍のアフガン撤収から今の国際問題を考える
中山 太郎
団体非常勤職員
報道によれば、米政権はアフガンにスタンの駐留米軍約2,500人を、米同時多発テロから20年目となる2021年9月11日までに条件なしでの完全撤収を明言した。これで思い出されるのは、当時テロでパニックと化した米国社会が、やみくもに復讐の念に燃え走り出した際、強くいさめたのがシラク仏大統領であった。彼...
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2021-04-14 19:16
(連載1)’平和裏’に併合されたウイグルの教訓
倉西 雅子
政治学者
軍事力が飛躍的に向上した中国は、今や、多くの国々から国際社会における平和への脅威として認識されています。その一方で、14億の市場の魔力に惹きつけられてか、あるいは、共産主義に染まってか、自由主義国にあっても、中国に対する融和を唱える勢力は少なくありません。つい数年前には、’中国から攻められたらお酒...
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2021-04-13 08:38
松山英樹選手のマスターズでの勝利に思う
中山 太郎
団体非常勤職員
松山英樹選手のマスターズでの勝利は、日本人がゴルフのメジャーに参戦してから89年、その中での最高峰のマスターズ初挑戦から85年目のアジア人としても初めて快挙だ。知人の中国人学者によれば、日頃日本批判が厳しい現地のメディアでも、喜んでいるそうだ。勿論、賞金が2億数千万円だとか金儲けの話にも興味が寄せ...
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2021-04-11 17:38
これからの日本外交を考える
中山 太郎
団体非常勤職員
日本は、米などの支援を受け復興した。その恩返し日本外交のこれからの道を考える4月9日の産経新聞「正論」において、キャノングローバル戦略研究所の杉山大志氏が、米のバイデン政権は、温暖化対策に熱心で野心的なCO 2 削減目標を発表すると憶測されている。オバマ政権がパリ協定合意時に提出した数値目標は20...
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2021-04-10 07:50
仏豪関係から日韓関係を考える
中山 太郎
団体非常勤職員
最近の報道は、ソウル/釜山で与党が惨敗し、それまで強力に文政権を支持してきた韓国の若者や女性層が同政権を離れだしたと述べている。ある日本の評論家は、韓国政府はあまりにも日本へ不条理にたてついた罰だなどと述べている。そしてこの若い世代の動向は、来年3月の韓国の大統領選でも勝敗を左右することになりそう...
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2021-04-08 09:32
世の中満更悪いことばかりではない
中山 太郎
団体非常勤職員
知り合いの遺伝に詳しい知人はよく酒の席などで、「俺たちは大変な数の精子をかき分けうまく成功したラッキーこの上ない存在なのだ。今生きていることを大事にしなければならない」とのたまうが、4月5日付の毎日新聞は、一面で大きく「日本の『核のゴミ』カナダで受け入れ構想」と出している。 日本の原子力発電所の放...
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2021-04-07 21:48
ふたたび自由と専制の戦いになる
伊藤 洋
山梨大学名誉教授
「米中、体制間争い鮮明に 『民主主義と専制主義の闘い』 バイデン氏、就任後初会見」の見出しで、バイデンアメリカ大統領就任後初の正式記者会見の要旨が報道されていた。曰く「氏は、中国国内の人権弾圧問題などを指摘したうえで、米中対立について『21世紀における民主主義国家と専制主義国家の有用性をめぐる闘い...
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2021-04-06 07:42
(連載2)北米のアジア系に対するヘイトの今
岡本 裕明
海外事業経営者
つまりアメリカもカナダも政治や通商レベルでの問題がアジア人へのヘイトクライムにつながっているわけです。ただ、こちらに30年近く住んで思う根本的な問題もあります。白人の知的地位が下落し、アジア系が上位を押さえていることです。例えば、やや古い統計ですが、4年制大学の卒業を6年以内で終えた人種ごとの集計...
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2021-04-05 21:55
(連載1)北米のアジア系に対するヘイトの今
岡本 裕明
海外事業経営者
ヘイトクライム、つまり特定の属性(人種、性別、宗教…)に対する差別行為がここにきて北米で再び増えてきています。アメリカではアジア系へのヘイトクライムは20年3月から12月までの間に約3000件が報告されているとされますが、カナダではほぼ同時期に800件あったとされます。
このヘイトク...
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2021-04-03 17:37
自由で開かれたインド太平洋会議を設立せよ
加藤 成一
元弁護士
安倍前首相が提唱した「自由で開かれたインド太平洋戦略」は、主として海洋における法の支配や航行の自由の原則並びに自由貿易による地域の繁栄を掲げ、日米豪の海洋国家の連携によるシーレーン防衛の重要性と、南アジアの大国インドの存在とを戦略的見地から結び付けたものである。同戦略は、米国が世界戦略を決定し、日...
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2021-04-02 20:43
渡邊啓貴氏の「東京五輪に向けて日本は何をすべきか」に大賛成
中山 太郎
団体非常勤職員
3月31、4月1日付け姉妹e-論壇「百花斉放」の渡辺啓貴氏の「東京五輪に向けて日本は何をすべきか:今こそ問われる日本の『見識外交』」は、考えさせられる論述だ。今の情勢下、五輪を大っぴらに実施するのは無理だ。「ここまで来た以上何が何でも実施すべきであるという考え方にも一理ある。無難に実施できれば、日...
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2021-03-31 20:02
対中政策、バイデン政権は継承したか
真田 幸光
大学教員
米国の民主党バイデン政権は中国本土の習近平国家主席に近く、中国本土との関係を少しずつ調整してくるのではないか、という見方もあります。もちろん、米国民に広がる「中国本土はアンフェアである」との国民感情はバイデン政権としても無視はできないでしょうし、何よりもバイデン政権自らが高らかに叫ぶ人権問題と環境...
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2021-03-30 11:36
(連載2)サステナブルファイナンスのための国際ルール形成
鈴木 馨祐
前外務副大臣
①企業へのサステナビリティに関する情報開示については、「今般改定が予定されるコーポレートガバナンス・コードにサステナビリティ開示、特に気候変動に関してはTCFDや今後IFRS財団が策定する基準に基づく開示について記載することが望まれる。」とし、今後の方向性として「法廷開示も含めその在り方にさらな...
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2021-03-29 19:17
(連載1)サステナブルファイナンスのための国際ルール形成
鈴木 馨祐
前外務副大臣
私が財務金融部会長としてメンバーとともに作成を主導してきた提言の趣旨についてここで書かせていただきたいと思います。背景としては、①リーマンショック以降、欧米を中心にそれまでの短期主義、いわゆるQuarterly Capitalismへの批判や反省が生じたこと、②2015年以降、特に気候変動に伴う「...
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2021-03-28 09:06
(連載2)WHOの武漢現地調査と深まる謎
斎藤 直樹
山梨県立大学名誉教授
WHO調査団が2021年1月31日に問題の華南水産卸売市場での調査を実施したが、武漢市で同ウイルスの感染拡大が始まったとされた2019年12月から1年1ヵ月以上も経過していた。同市場はそれまでに徹底的に消毒が施されており、当時の面影を留めていたわけでない。しかも市場での調査は1時間あまりに制限され...
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2021-03-27 23:07
ラムザイヤー論文への激しい反発の理由
倉西 雅子
政治学者
ハーバード大学のマーク・ラムザイヤー教授の‘慰安婦’に関する論文が波紋を呼んでいます。同論文は、ゲーム理論を用いながら‘慰安婦’が契約に基づく職業人としての女性達であった実態を客観的に論じたものなのですが、韓国では強い反発が起きる一方で、日本国内では、海外にあって学問の場でようやく事実が事実として...
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2021-03-27 08:37
(連載1)WHOの武漢現地調査と深まる謎
斎藤 直樹
山梨県立大学名誉教授
これまで武漢市での現地調査の実施を巡り、WHOと習近平指導部の間で激しい綱引きがあった。2020年7月中旬に2名のWHO調査団が先遣隊として中国に派遣されたが、北京に留まっただけで多くの失望を買った。その後、2021年1月から2月にかけて実施されたWHO調査団による武漢市での現地調査は中国側の都合...
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2021-03-25 20:18
「殺人者」呼ばわり、米露関係の今後は
飯島 一孝
ジャーナリスト
バイデン米大統領は17日、プーチン露大統領を「殺人者」呼ばわりし、米大統領選への介入を試みた代償を払うことになると言い切った。米ABCテレビのインタビューに答えたもので、ロシア政府はこれを受け、直ちに駐米大使を本国に召還させた。このため米露関係は最悪の事態に陥った。
ロシアの有力紙コ...
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