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お問合わせ
2008-09-08 10:57
中山太郎さんの投稿に対するリプライ
櫻田淳
東洋学園大学准教授
遅れましたけれども、拙文に対する中山太郎さんのコメント(8月25日付け「百家争鳴」欄へのご投稿653号)に謝意を表します。拙文は、別段、「中国の現状が、どのようなものであるか」ということを議論の目的とはしていません。私は、中国政府が道家の思想の意義にも眼を向けて、資源浪費型の社会構造を改めることを...
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2008-09-05 05:25
注目された「東アジア・サミット参加国外相協議」
石垣泰司
東海大学
本年前半は、わが国がホストした第4回アフリカ開発会議(TICAD Ⅳ)やG8サミット関連の首脳会議が華々しく報じられ、8月に入ってからは、南オセチア等をめぐるロシアとグルジアおよびこれを支持する欧米諸国間の激しい対立に世界の関心が奪われてしまい、東アジア地域情勢は、比較的注目されることが少なく、...
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2008-09-04 11:27
(連載)アメリカ民主主義の病(3)
山下英次
EUI・ロベール・シューマン高等研究所 客員フェロー
米国の宗教保守層は、ほとんど中世的な独特の宗教観を持っている。同じキリスト教徒でも、いまのヨーロッパではこうした人たちはほとんどいないのではないだろうか。米国は、一面では国際社会からみて非常に特異な価値観を備えた国なのである。米国が普遍的な国であるとする単純な見方には、私は大いに異議がある。すなわ...
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2008-09-03 10:22
(連載)アメリカ民主主義の病(2)
山下英次
EUI・ロベール・シューマン高等研究所 客員フェロー
米国の民主主義が機能不全に陥っていることを例証するとすれば、枚挙にいとまがないが、過去2回の大統領選挙を振り返るだけでも十分である。2000年の大統領選挙では、ブッシュは、米国民の票によってではなく、血縁主義と縁故主義によって、大統領になってしまった。フロリダ州の票が問題となり、同州の裁定によって...
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2008-09-02 16:57
(連載)アメリカ民主主義の病(1)
山下英次
EUI・ロベール・シューマン高等研究所 客員フェロー
ここヨーロッパにおけるオバマ米大統領候補に対する人気は非常に高く、遂に「ユーロバメイニア」(”Eurobamania”)という言葉が出現する事態となっている(8月27日付け『ファイナンシャル・タイムズ』)。仮に、ヨーロッパ人が投票したとしたら、オバマ候補が地滑り的な勝利を収めるのではないかと言われ...
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2008-09-01 22:00
留学生30万人計画について
安江則子
大学
中国からの留学生の傾向に大きな変化を感じている。かつて社会科学の分野では、日本で学ぶべきことは経済学や経営のノウハウだと考え、政治学には興味を示さない学生がほとんどであったが、最近は国際政治や国際関係を学ぼうという学生も増えてきた。例えば、米中関係をテーマに研究するという若い留学生にも出会った。た...
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2008-09-01 11:17
オリンピック開催で求められる文明国水準と中国
舛島貞
大学准教授
オリンピックが閉幕した。1896年に始まった近代オリンピックの歴史において、第4回目の非欧米地域におけるオリンピックであった。東京、メキシコ・シティー、ソウルに次ぐ開催地が北京であった。オリンピック開催地を見るだけでも、北東アジアが非欧米地域において特殊な地位を占めていることが分かる。それは、オリ...
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2008-08-30 11:39
ロシアの資源帝国戦略に成算はあるのか
四条秀雄
不動産業
ロシアのグルジア侵攻が、北京オリンピックの最中に起こりました。この後ロシアはグルジアをどのようにしたいと考えているのでしょうか?現在ロシアは、南オセチアの範囲を超えて、グルジアの輸送網を押さえ、グルジア経済を停滞に追い込み、圧力を掛けています。グルジアもインフラの破壊を経て破綻国家の仲間入りをする...
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2008-08-30 09:56
(連載)雁行形態の終焉(2)
入山映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
一つは、いうまでもなく位置エネルギーに拘泥し続けるお役所の無策と、それに対して指導力を発揮するどころか、助長さえしているかにみえる政治の貧困である。依然として旧来の手法や価値観から脱却していない、それどころか、ますますその方向への回帰を強めている、日本の政・財・官への痛烈な批判が深川氏の念頭にある...
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2008-08-29 10:41
(連載)冷戦が復活するのか?(2)
河東哲夫
Japan-World Trends代表
また、かつての400万人から120万人程度に削減された通常兵力、海上兵力も、人口減少もあって急速な充足、装備改善は望まれない。
さらに、石油・ガスの輸出に過度に依存した経済体質は一層ひどくこそなれ、改善は一向にされていない。ロシアは、新しい冷戦を支えるだけの経済力、技術力を有していない。何...
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2008-08-29 10:30
(連載)雁行形態の終焉(1)
入山映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
深川由起子早稲田大学教授が「雁行形態アジア観の終焉」という興味深い記事を執筆されている(8月18日付け朝日新聞)のは、お読みになった方も多いと思う。20世紀末に、日本を先頭にしてNIESがあたかも雁の群の飛行のように経済発展を遂げてゆく、というモデルが唱道された。ところが、深川氏によると、韓国につ...
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2008-08-28 19:19
第7回「日・ASEAN対話」開催のご案内
藤野智子
グローバル・フォーラム事務局員
皆様へ
この度、東アジア共同体評議会の姉妹団体であるグローバル・フォーラムは、ASEAN-ISIS(ASEAN戦略国際問題研究所連合)との共催、読売新聞社、日本アセアンセンターの協力を得て、2008年9月25日(木)に「日・ASEAN対話:『東アジア協力に関する第二共同声明』後の日・ASEA...
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2008-08-28 19:10
(連載)冷戦が復活するのか?(1)
河東哲夫
Japan-World Trends代表
グルジアをめぐって米ロ対決、冷戦の復活という事態になるかどうか。米国ではマッケイン大統領候補の外交アドバイザーであるランディ・シューンマンは、長年ワシントンにおけるグルジア政府のロビーイングを担当しており(既に契約は切れている)、マケイン自身もサカシヴィリ大統領と親交がある。新しい冷戦は米国にとり...
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2008-08-26 14:17
来日インドネシア研修生全員にパソコンを支給せよ
四条秀雄
不動産業
先頃、経済連携協定(EPA)に基づいて、インドネシアから看護師・介護福祉士の候補者が来日しました。同じアジア人とはいえ、日本とインドネシアでは言語・経済・社会・宗教が大きく異なります。英語も通じません。その研修過程は、他の国(たとえば、フィリピンなど)からの研修生と比べても、難しいものになるものと...
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2008-08-25 13:35
桜田さんの投稿を読んで
中山太郎
団体非常勤職員
昨日の桜田淳さんの投稿「『飽和点』としての北京オリンピック」(651号)を拝読しました。膨大な資源を投入して「地位」を誇示するという、これまでのオリンピックの手法は飽和点に達した、とのお説に賛成です。開幕・閉幕式についての感想を人に聞いても、「人海戦術のマスゲーム演出は、ツー・マッチだ」との意見が...
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2008-08-24 15:57
タイの王室資産はだれのものか?
岡本雅和
会社経営
8月22日、アメリカの経済誌『フォーブス』が「世界の王室資産番付」を発表しましたが、本年は、タイのプミポン・アドゥンヤデート国王(ラーマ9世)が一躍トップに躍り出たということで、一部メディアで話題を呼んでいます。その推定純資産総額はおよそ350億ドル(3兆8千億円)、ロシアの年間軍事費に匹敵する金...
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2008-08-24 10:12
「飽和点」としての北京オリンピック
櫻田淳
東洋学園大学准教授
チャン・イーモウ監督の演出による北京オリンピック開会式は、中国の「威信」を確かに感じさせるものであった。しかし、筆者は、そうした壮大な演出を前にして、白亜紀の巨大恐竜の姿を思い起こした。振り返れば、1964年の東京においても、1988年のソウルにおいても、そして2008年の北京においても、夏季オリ...
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2008-08-23 11:29
(連載)公とは「オカミ」のメンタリティでよいか(2)
入山映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
既得権益に安住している人々にとっては、柔軟な知性や、ましてそれを実現したがる組織等というのは、迷惑以外の何者でもない。現在進行中の「公益法人(これはほかでもないこうした柔軟な組織の典型であるべき組織だ)制度改革」において、優秀な官僚が能力のあらん限りを尽くして、公益法人を従来通りの陳腐な仕事だけを...
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2008-08-22 19:41
(連載)公とは「オカミ」のメンタリティでよいか(1)
入山映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
残念ながら日本の組織のほとんどは、ユニークなプログラムを主催することが出来ず、陳腐な要人招聘とか、学者先生のお知恵を借りたありきたりのシンポジュームのたぐい(新聞の広告欄をご覧あれ。枚挙に暇がない。)しか開けない。それはかつて、日本の聴衆のみを相手にし、感性が世界に向かって開かれていないこと。そし...
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2008-08-21 15:16
民間の手になる「公」を!
入山映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
8月4日付本欄への私の投稿「中央ユーラシア指導者アカデミーに参加して」(637号)で、このプログラムには、3つの「工夫」がしてあることを述べたが、このプログラムがお役所でもなく、(数多い退役実業家の参加にも関らず)企業の社会貢献プログラムとしてでもなく、民間非営利組織(財団とか、社団、さらにはNG...
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