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2025-10-27 08:43
韓国の新たな動きについて
真田 幸光
大学教員
韓国のイ・ジェミョン大統領は、10月末に韓国・慶州で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を前にして、「全国民大掃除運動」を呼びかけました。イ大統領は、10日間を指定し、「大韓民国リニューアル週間です。」と訴えてもいました。「秋夕(チュソク、仲秋節、旧暦8月15日)やAPEC首脳会議を前にして、新しい大韓民国、清潔な国土で家族と客人を迎えるために準備された全国民大掃除運動です。」とコメントしたのであります。
イ大統領は、「環境整備が遅れた地域や伝統市場の周辺では地域住民やボランティアが共に力を合わせ、集中して浄化活動を展開する予定です。残念ながら私は国連総会のスケジュールがあって参加出来ませんが、海外でも大韓民国の立場と国格を高めるため最善を尽くします。」とも説明して、全国民参加の動きを示していたのであります。
そして、イ大統領は、「多くの方々がこれに参加してくだされば、清潔な大韓民国の地を築き上げる大きな力になります。大韓民国リニューアル週間に清潔で快適な国土を造成し、誰もが誇りを感じられる国を一緒につくり上げることを期待します。」と呼びかけたのであります。
中国本土と同様に、国力を増強させた韓国が、国際社会を強く意識し、「世界のリーダー国へのステップを踏み始める動き」と言えると共に、「イ・ジェミョン氏にとっては、社会の膿となる既得権益層もここで一掃する。」という意味合いもあっての動きではないかとの見方も出ています。それにしても、こうした動きを国民規模で取ろうとするイ政権には、「統制国家的な匂い」も感じます。
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