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2025-06-28 15:00
アメリカがイラン攻撃を早々に切り上げた中国空母の太平洋進出
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト
6月18日の朝日新聞電子版で「中国空母2隻の航跡、防衛省が異例の公表 「第2列島線」超え活発」との記事がでていた。なぜか日本ではあまり大きく報じられていないのが中国の空母二隻が日本の太平洋側で演習を行っていることである。この「報じられていない」という一事を見ても、日本のマスコミの報道空間が如何に中国びいきというか日本の危機を全く察知できない状態になっているか、ということを示す一つではないか。例えば逆に日本の自衛隊が中国の沿岸(領海ではないとしても)で演習を行った場合、中国はどのような報道を行い、また、中国のマスコミはどのような反応を示すかといえば、想像がつくはずであろう。それだけ、報道空間における中国の工作は浸透してしまっているということを示す一つの事例であろう。
さて、日本が全く危機感を感じていない間に、中国は着実に戦争の準備をしている。もちろん「日本に対して」と限定するものではない。第一攻撃は間違いなく台湾であろう。しかし、そのついでといっては変な言い方であるが、日本も間違いなく中国は狙っている。なぜそのように言えるのか。
その様に質問する人に、逆に質問してみよう。「なぜ中国の空母の演習は台湾沖ではなく日本の沖合でやっているのか」この問いに、日本を攻撃しないというようなしっかりとした根拠を入れて答えることができるのか。あえて私は行く必要もないと思っているが、日本は攻撃されないなどと思っている人は、この問いを自問自答してみればよい。太平洋に面し、そして世界第6位のEEZの面積を持ち、石炭や石油天然ガスなどの地下資源に改定には豊富なレアアースの資源が埋まっている。そのうえその国の国民は全く抵抗する意思がなく、尚且つ「憲法9条があるから大丈夫」などと言って武装もせず、日々の生活と自堕落な生活だけを享受している。そのうえ、その生活の糧であるものも特に守る意思もなく、詐欺などで簡単に手放してしまうくらい警戒心のない国である。そのような「取ってください」といわれているような環境が横にあるのに、何故その国を取らないでいる必要があるのであろうか。
逆に言えば、日本はそれだけ無防備なのに何もしていないということであり、そのような国を狙っている中国が隣国にあるということである。そしてその「視察を兼ねた演習」をしているということになるのである。アメリカのトランプ大統領は、すでに「自国は自国で守るもの」といい「安全保障条約には不公平という欠陥がある」ということを主張している。まさに日本は自分で自分の国を守らなければならない状態に追い込まれているのである。次の参議院選挙でそのようなことまでしっかりと考えて投票すべきではないか。
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