私は「東アジア共同体評議会」のホームページには以前から興味を持っていて、特に「ＣＥＡＣコラム」欄は先生方の率直かつ本質を突いた議論がおもしろく毎回楽しみにしていた。でも学者や専門家の意見は尊いけれども、少しは私のような一般人の意見も聞いてもらいたいなと少し物足りなさを感じていた。先生方の意見だけでは机上の空論になるような気がしたからである。

　それが今回、一般の誰でも参加できる「百家争鳴」という掲示板ができたので嬉しいかぎりである。私は個人的には朝日新聞の「天声人語」が好きであるが、双方向的な「百家争鳴」では一方向的な「天声人語」にはない積極的な「争」論が可能であり、その議論のオープンさが人の心を動かす（「鳴らす」）と思うのである。そのことを切に願う。