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2009-02-13 17:13

(連載)民主党がおかしい(1)

花岡 信昭  ジャーナリスト
 民主党の動きがどうもおかしい。最近の支持率調査では自民党を上回ることも多い民主党だが、その「おごり」が出たか。政治の流れには「潮目」というのがある。これが事態の進行中はなかなかわからない。あとになって、「ああ、あのとき・・・」ということになる。この最近の動きが、その「潮目」となる可能性なしとしない。それほど、おかしな、不可解な、不思議な動きである。その最たるものは、1月26日の両院協議会だ。第二次補正予算案の処理をめぐるものだが、この両院協議会に民主党のおかしさが凝縮されている。

 憲法第60条は、予算について、衆院先議を定め、衆参で異なる議決をしたときには両院協議会を開き、意見が一致しないときは衆院の議決を国会の議決とするとしている。さらに、参院送付後、30日以内に議決しないときも衆院の議決を国会の議決とするとしている。これが「自然成立」だ。参院では、民主党が出した給付金切り離しの修正案を可決した。衆参で異なった議決となり、両院協議会開催となった。その前に、民主党の国会対応の基本方針はどうだったのかという疑問が出る。第二次補正予算案の成立を徹底して先送りすることで、国会運営の主導権を握ることが可能になったのではなかったか。

 30日の自然成立を待てば、2月12日まで引き延ばすことが可能だった。給付金の問題点を浮き彫りにするために、この部分だけ削除した修正案を出して可決したということか。給付金切り離しでもめにもめて、政府与党側に「給付金2兆円は別の景気対策に充てる」といった大転換でもさせていたら、これはビッグポイントとなる。だが、そこまでのダイナミックな力量は民主党にはなかった。

 両院協議会は衆参から10人ずつ出て話し合うというものだが、衆院は賛成、参院は反対なのだから、協議がまとまるわけがない。それでも、この両院協議会の舞台で前述したような大きな仕掛けが成功していたら、これまた民主党の得点になる。そのためには、延々と夜を徹してやるぐらいのことがなければだめだ。それを両院協議会の議長となった民主党の北沢俊美参院議員は、ちょっと協議したかと思ったら、あっさりと「散会」を宣言してしまった。(つづく)
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