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2025-12-23 11:47

(連載1)なぜEV普及が進まないのか?

岡本 裕明 海外事業経営者
 年末のこの時期に欧州委員会がガソリン車とディーゼル車の新車販売を2035年までに禁止する計画を見直すと発表しました。現状2035年以降に販売される自動車はゼロエミッション車でなけれならないと規定していましたが、これを90%に引き下げる方向で検討するというものです。たかが10%じゃないか、と考えるのは正しくありません。100%という壁が崩れてしまえば今後、80%にでも50%にでも容易に崩れやすいと考えるべきです。

 アメリカではトランプ氏がEVへの補助金を切ってしまったこともあり、フォードもGMもEV戦略では苦戦しています。フォードはライトトラックのEV事業から撤退を表明するに至っています。日本勢もホンダが巨額投資をカナダで行い、北米EV生産の拠点にするのかと思いきや、あっという間に計画変更を発表しました。同じカナダにいる者としては残念な思いであります。ではなぜEVが普及しないのでしょうか?ご承知の通り、私はEVが売れないはずがないというスタンスです。事実EVもずいぶん改良、改善されてきており、伸びた航続運転距離もさることながらカナダでは充電施設も十分にあり、街乗りでは全く不自由しない状況にあります。そして白いテスラが街中でまるでiPhoneを使う人のように普及しています。そのテスラ社、株価は極めて堅調で最高値を更新しています。

 テスラの株価がなぜ最高値かこれはどうも違う理由があるとみています。マスク氏の別事業会社、スペースXを2026年に上場させると発表されました。その評価価値目標を232兆円とするとしています。では目先、誰がメリットがあるかといえばテスラ社とグーグル社であります。実はグーグル社の株価がほかのテック株に比べて比較的堅調なのはオープンAIに対抗するジェミニ3が高評価で囃された点もありますが、実際にはスペースX絡みの方が大きいと個人的には見ています。グーグル社はスペースX社の株式を少なくとも7%程度は保有しており、これが上場によりとてつもなく化けるとともにグーグル社が宇宙事業を通じて展開できる足がかりとなるからです。

 テスラもたぶんスペースXとのリンクで自動運転の安全化や監視ができる仕組みを進化させるとみています。スペースX社が提供するインターネットサービス、スターリンクは実は私の事業には欠かせないのであります。それは私が使うのではなく、私が管理するマリーナの船舶のネットサービスです。船が航海にでるとネットは普通は無くなるのでその間もネットにつなげるにはスターリンクしかないのであります。同様に最近、民間航空機に乗るとネットサービスが有償、無償で使えますが、あれもスターリンク アビエーションのサービスであります。(つづく)
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