ホーム
新規
投稿
検索
検索
お問合わせ
本文を修正後、投稿パスワードを入力し、「確認画面を表示する」ボタンをクリックして下さい。
2026-10-21 00:00
(連載2)日本はロシアとどう付き合うか?
岡本 裕明
海外事業経営者
問題はこのロシア人を既にドイツ警察に送っているため、日本、ドイツ、ロシアの三国間ディールを要求してくる気がします。そうだとすれば非常に高度な外交になります。個別案件はともかく、大局的に見て、ロシアは日本をどう見ているのでしょうか?一言でいうと分厚い壁があり断絶されていると言ってよいと思います。ではロシアは誰と仲が良いのか、といえば誰もいないと言ってよいと思います。中国は?と聞かれれば表面的な付き合いで利用価値があるから双方がつながっているだけと申し上げます。ロシアと北朝鮮との関係も金正恩氏の心の隙間をついてうまく出し抜いたと言ってよいでしょう。
一方、貿易で稼がねばならないので商社などを通じたビジネスはやります。ただし、北方領土を含む政治的な問題は基本的に解決する気がありません。もちろんプーチン氏の性格がロシア人の性格を煎じ詰めて濃度を最高に引き上げたような人なので極端ではありますが、将来出てくるであろう次の国家元首も同じような性格である可能性は高いと思います。特に日本は喧嘩を売ってこないのでやりやすい相手だともいえます。
ロシア人の性格の一つに粘り強さがあります。美的に言えば「最後まであきらめない」です。この典型が第二次世界大戦でドイツ軍がモスクワ郊外まで迫ってきていよいよモスクワ陥落かというところで押し返したあの粘りがあげられます。ロシア人の性格は寒冷地で我慢を強いられる生活が身についていているので多少の困苦は忍耐強くやり過ごすことができます。昔、社会学の設問で「ロシア人と東南アジア人はどちらが働くか」という話があり、答えはロシア人でした。理由は東南アジアなら果実の木の下で寝転んでいれば上から果実が落ちてくるが、ロシアでは自ら働かない限り凍死するのを体得しているという話でした。まぁ、半分真実、半分作り話ですが、言わんとする意味はお分かりいただけると思います。
あの安倍氏はプーチン氏と32回会っているのです。それでもプーチン氏の心を1ミリとも動かすことが出来なかったのです。日本がどれだけ正攻法でアプローチしても難しい相手です。ロシアにしろ中国にしろ日本の足元を見ていると言ってよいでしょう。それにどう対抗すべきか、単にやかんが沸くようなそんな単刀直入な対応では全く太刀打ちできない相手であることは事実です。全く違った切り口でアプローチするしかないのです。日本の外交は誰に対しても同じ温度で正面突破型だから難しいとは思います。(おわり)
投稿パスワード
本人確認のため投稿時のパスワードを入力して下さい。
パスワードをお忘れの方は
こちら
からお問い合わせください
確認画面を表示する
記事一覧へ戻る
東アジア共同体評議会