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2026-05-11 00:00
米韓関係について
真田 幸光
大学教員
米韓関係は決して信頼し合っている関係ではないと私は見ています。 特に、イ・ジェミョン政権となり、南北関係の関係改善に向かおうとしている中、米国を上手に利用しながらも、米国に服従はしない可能性もあると思われます。一方こうした中にあって、米国は中国本土やロシア、そして北朝鮮を意識、一定程度、韓国を取り込みたいとの意向もある筈であり、日本も絡めて、日米韓での対応を取るとの可能性も模索していたと思われます。
さて、このような状況下、韓国のチョン・ドンヨン統一部長官が北朝鮮の核関連情報を流出したということで、米韓関係が急激に悪化する可能性が出てきています。イ・ジェミョン政権となって、最も深刻な米韓関係状況に追い込まれているのではないかとの声も韓国国内からは出始めています。今回の出来事は、「北朝鮮の亀城に関する情報は米国が集めてきた情報を韓国が勝手に公開してしまった。」との認識を示し、米国が激怒していると言うことで起こっている事態と捉えておくべきであります。そして、米国はその激怒を以って、韓国に提供する様々な情報を大幅に減らしているのではないかとの見方も出てきています。
これまでの認識では、今回、米国の情報を流出したとされるチョン・ドンヨン統一部長菅と言う人物は、典型的な韓国左派であり、もっと言えば、親北朝鮮の人物であり、アメリカにとっては扱いにくい人物、更に言えば、ほぼ間違いなく、「反日の人物」でもあると見られています。南北の関係強化を事実上進めようとしていると思われているイ・ジェミョン政権の南北関係改善を擬態的に進めようとするチョン・ドンヨン統一部長官に対して、米国が神経を尖らせていた中で今回の事件ですから、事態は深刻化する可能性もあり、日本としても、今までのように、単純に、「韓国とは融和を。」とは言いにくい状況になる可能性もあります。
米国のトランプ政権としては、北朝鮮に対しては、一旦圧力を加えておいて、揺さぶりをかけた上で譲歩を引き出すと言うトランプならでは、「Negotiation」をしようとしていると思われますが、そうした米国の基本戦略の前に韓国のイ・ジェミョン政権が米国の許可も取らずに北朝鮮に対する圧力を緩めては米国にとっては問題となります。こうしたことを踏まえて、今後の米韓関係を分析すると共に、日本の対韓政策姿勢も修正していく必要があるのではないかと私は考えています。
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