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2026-03-27 00:00
トランプ大統領の真珠湾攻撃発言は危機の予兆か
倉西 雅子
政治学者
高市早苗首相の訪米は、自衛艦のホルムズ海峡派遣問題のみならず、様々な方面に波紋を広げることとなりました。中でも物議を醸したのがトランプ大統領による真珠湾発言です。日米首脳会談後の記者会見の席で飛び出したのですが、これまで真珠湾攻撃を卑怯な奇襲攻撃として非難してきた戦勝国側からの発言だけに、どこか、ちぐはぐ感があります。
そもそも、トランプ大統領は、不動産業を営むビジネスマンであってしかも戦後生まれですので、真珠湾攻撃、否、第二次世界大戦の経緯についてよく分かっていないのかも知れません。奇襲作戦の華々しい成果のみに目がくらんだ発言なのでしょうが、真珠湾攻撃をイラン奇襲攻撃と同列に扱いますと、それは、少なくともアメリカにとりましては、必ずしも良いお話しではないはずです。何故ならば、当時の日本国側は、奇襲攻撃をもって短期決戦で決着を付け、早期講和の実現を目指したからです。ところが、現実には泥沼の長期戦に引きずり込まれた上に、多くの尊い人命を失い、国土も焦土と化したからです。結果からしますと、奇襲作戦は、短期的には成功であっても、長期的には失敗であったことになります。
その一方で、今日では、真珠湾攻撃は、1939年9月における独ソによるポーランド侵攻により既に戦争が始まり、ナチス・ドイツの猛攻撃を受けて苦境に遭ったイギリスが仕組んだ、アメリカを参戦させるための挑発作戦であったとする説が有力です。既に最後通牒としか解せないような「ハル・ノート」も突きつけられていましたので、歴史における真珠湾攻撃とは、‘奇襲作戦’ではなく、むしろ‘挑発作戦’の成功であったと言えましょう。ルーズベルト大統領が、日本国側の暗号の解読により、事前に攻撃があることを知りながら放置したことは歴史的な事実ですし、アメリカが連合国の一員としてイギリスと主に大西洋憲章を作成したのも、日米開戦に先立ってのことです。
以上の第二次世界大戦時における経緯からしますと、トランプ大統領の真珠湾発言は、奇襲を仕掛けた側の敗戦のみならず、背後に蠢く挑発作戦の可能性さえ示唆されているのですから不吉でさえあります。しかしながら、この発言が、イスラエル、あるいは、その本丸でもあるグローバリストの立場からのものであると仮定しますと、同発言の意味するところも見えてくるように思えます。
それは、同勢力によって両陣営が巧妙に操られた第二次世界大戦と同様に、今般のイラン攻撃も、グローバリストのために演じられたシナリオの一幕であるというものです。つまり、イランに対する奇襲攻撃を切っ掛けとしてアメリカが参戦して戦禍が世界大に拡大し、第三次世界大戦を引き起こすことが、同勢力の目的であるとも推測されるのです。表面的な敵味方に関係なく、同盟関係による連鎖性をも利用しつつ、奇襲作戦や挑発作戦を駆使して全世界を第三次世界大戦に引きずり込み、エネルギー市場も含めて全世界をコントロールできればよいのであって、アメリカもまた、そのための‘駒’に過ぎないと言うことになりましょう(モサドや米CIA等、並びに、エプシュタイン事件に象徴されるグローバルなネットワークも活用・・・)。イスラエルが、イランの体制転換や核施設の完全破壊といった難易度の高い目的を掲げるのも、戦争の早期終結を望まず、長期戦に持ち込みたい思惑からとも推測されます。目下、盤石とされてきたMAGAの支持も離れつつあると報じられていますが、果たして、アメリカ国民は、真珠湾発言を、どのように読み解くのでしょうか。
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