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2026-01-31 00:00
(連載2)日本が迎える本格的経済格差
岡本 裕明
海外事業経営者
カナダの勤労者層が多く住むエリアの商店を覗くと気になる現象に気がつきます。いわゆる百均が大賑わいなのです。売っているものはせいぜいひとつ数百円ですからあまりお財布を気にせずにポンポン買える唯一の場所とも言えるのです。私どもがアニメの本を売っていて最近とみに増えたのがまずは値段を見る、そして諦めてさっさと書棚に戻す人たちです。予算と合わない人たちが増え、「欲しいけれど手が全く出ない」状態なのです。
日本でこの状況は既に一部で生じていると思いますが、私の見立てでは今後数年で北米並みにはっきりとその差異が出てくるとみています。日本は「一億総中流」だったのです。当時は実際に皆同じ釜の飯を食べ、中流意識を分かち合いました。ところが徐々にそれは崩れていきます。そしていつの間にか「一億二千万人、意識だけ中流」となりました。背伸びをして無理してきた方も多いのです。だけど、もう背伸びしても中流に届かなくなれば「一億二千万人、本格分裂社会」に突入するのでしょう。
分裂社会が起きた場合、最大の変化は消費動向です。例えば誰でも普通に行っていたB級グルメの外食ですら一部の人には行きづらくなるでしょう。居酒屋や焼き肉屋は今の半分に減ってもおかしくないし、ラーメン店も淘汰されるはずです。総需要に対して中流向け供給が多すぎるのです。消費余力は二極化していくので飲食店でも一般小売り店でも真ん中層ビジネスが最も堪えることになります。
九州のスーパー、トライアルが西友を買収しいよいよ本格的に関東圏でビジネス展開しています。また関西ではスーパーのOKが積極攻勢に出ていると報じられています。それらの店のように破格、かつ今までの常識を打ち破る工夫がないと生き残れない時代がやって来たとも言えそうです。(おわり)
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