対外交流
■東アジア・フォーラム(EAF)
「東アジア・フォーラム」(The East Asian Forum)は、ASEANプラス3首脳会議の要請により「東アジア・ヴィジョン・グループ」と「東アジア・スタディ・グループ」が提出した報告書の中で提案された国際組織であり、韓国政府がその設立の音頭を取ることを申し出て承認された。NEATが東アジア13カ国のシンクタンクをネットワークでつなぎ、東アジア地域統合、さらには「東アジア共同体」を推進する知恵袋になろうとしているのに対して、EAFは東アジア13カ国の産・官・学の代表者を集めて、1.5トラックという半官半民の立場から、東アジア地域統合の動きに対して知的支援を提供しようとするものである。
■第9回会議 2011年9月15日~17日(中国・成都)
さる9月15日(木)~17日(土)の3日間にわたり中国・成都のShangri-La Hotel Chengduを会場として「東アジア・フォーラム(EAF)」の第9回年次総会が開催された。 今回の会合は、9月15日の四川省人民政府主催の歓迎夕食会で幕を開けた。翌16日は、「地域統合の加速化:東アジアにおける発展エンジン(Accelerating Regional Integration: Internal Growth Engine of East Asia)」の全体テーマのもと、午前は「本会議セッション1」が開催された。午後には3つの「分科会」が同時並行で開催され、その後、「本会議セッション2」で上記3つの分科会の議論の総括などが行われ、幕を閉じた。
東アジア・フォーラム(EAF)第9回年次総会報告書(PDF)
■第8回会議 2010年8月25日~27日(ベトナム・ダラット)
さる8月25-27日、ベトナム・ダラットにおいて、第8回「東アジアフォーラム(EAF)」が開催された。今回の会合は、8月25日のグエン・ティ・キム・ガン・ベトナム社会労働傷痍兵大臣主催の開幕夕食会で幕を開け、翌26日からの全体会合では「東アジアにおける地域統合推進と連結性強化」をテーマとして、午前の「本会議セッション1」が開催され、その後「産」、「官」、「学」の3つの分科会が同時並行で開催され、翌27日の「本会議セッション2」で上記3つの分科会の議論が総括された。
■第7回会議 2009年9月1日~2日(韓国・ソウル)
さる9月1日(火)~2日(水)の2日間にわたり韓国・ソウルのGrand Hyatt Seoulを会場として「東アジア・フォーラム(EAF)」の第7回大会が開催された。
今回の会合は9月1日のKwon Jong Rak韓国外交通商部第1次官主催の歓迎夕食会で幕を開け、翌2日は、「東アジア共同体構築の加速に向けて(Accelerating the Integration of East Asian Community Building)」の全体テーマのもと、午前の「本会議セッション1」が開催され、その後「産」、「官」、「学」の3つの分科会が同時並行で開催された後、「本会議セッション2」で上記3つの分科会の議論が総括され、最後にYong-joon Lee 韓国外交通商部次官補の閉会挨拶で幕を閉じた。
■第6回会議 2008年10月15日~16日(ラオス・ルアンプラバン)
さる10月15-16日、ラオスの古都ルアンプラバンにおいて、第6回「東アジア・フォーラム(EAF)」が開催された。今回の会合は「東アジア共同体に向けて:一層の協力を通じて挑戦を機会に転換する」の全体テーマのもと、10月15日の歓迎夕食会で幕を開けた。翌16日の本会議は、スリボン・ダラボン・ラオス計画投資大臣の開幕挨拶をはじめとする開会式に始まり、午前のセッション1では「エネルギー・食料安全保障に取り組むための一層の協力」、午後のセッション2では「開発格差の縮小:地域統合を加速し、戦略的利益を地域にもたらす」をテーマにそれぞれ活発な議論が繰り広げられ、ブンクート・ サンソムサック・ラオス外務副大臣による閉幕挨拶で幕を閉じた。
■第5回会議 2007年10月31日~11月1日 (東京)
10月31日-11月1日、東京において、第5回「東アジア・フォーラム(EAF)」が開催された。
今回の会合は「東アジア共同体の構築に向けて」の全体テーマのもと、10月31日の木村仁外務副大臣主催による歓迎夕食会で幕を開け、翌11月1日の本会議では、宇野治外務大臣政務官による開会挨拶ならびにチョ・ジュンピョ韓国外交通商部第一次官、ソウエン・ラチャビーASEAN事務局事務次長等による代表挨拶に続き、午前の全体会議Ⅰでは「Enhancing Regional Investment」、午後の全体会議Ⅱでは「Further Strengthening Environmental Cooperation」をテーマにそれぞれ活発な議論が繰り広げられ、伊原純一外務省アジア大洋州局参事官による閉幕挨拶で幕を閉じた。
■第4回会議 2006年11月22日 (カンボジア・シエムリエプ)
11月22日、カンボジアのシエムリアプにおいて、東アジア・フォーラム(EAF)の第4回会合が開催された。EAFは、ASEANプラス3首脳会議の決定を受けて、2003年にソウルで第1回会合が開催された産・官・学の代表者から成る1.5トラック(半官半民)の会合である。
今回の会合には、主催国カンボジアからハオ・ナムホン副首相兼外務国際協力大臣、カオ・キム・ホーン外務国際協力省長官ほかが出席したほか、オン・ケン・ヨンASEAN事務総長も出席した。
日本からは、「産」を代表して当評議会経済人議員の井上明義三友システムアプレイザル社長が、「官」を代表して高橋文明在カンボジア大使が、また「学」を代表して当評議会副議長である杉内直敏日本国際フォーラム参与が出席した。事務局からも藤井美幸当評議会事務局主査が出席した。なお、次回会合は日本で開催されることとなった。
■第3回会議 2005年10月30日ー31日 (中国・北京)
10月31日、北京で第3回「東アジア・フォーラム(EAF)」が開催された。今回のEAFは、中国の唐家セン国務委員が主催国を代表して挨拶する形で開幕した。
会議を取り仕切ったのは、中国外交学院であったが、呉健民同学院長は「我々は東京での第3回NEAT年次総会で政策提言を作成したが、それらはASEANプラス3の10周年となる、2007年の第2回共同声明の作成作業に貢献するであろう」と述べた。
EAFの日本のナショナル・フォーカル・ポイントは日本国際フォーラムであるが、同フォーラムからは石垣泰司参与(東アジア共同体評議会副議長)が出席したが、政府からも高田稔久外務省アジア太平洋局審議官が、また東アジア共同体評議会からも吉富勝副議長(経済産業研究所長)ほかが出席した。なおこの機会に中国側は10月30日に「東アジア協力合同研究会」を開催し、当評議会から石垣・吉冨両副議長が出席した。
■第2回会議 2004年12月5-6日 (マレーシア・クアラルンプール)
第2回会議は、2004年12月5-6日にマレーシアのクアラルンプールにおいて開催された。本会合には、政治指導者としてマハティール前マレーシア首相、金大中前韓国大統領とともに、日本から羽田孜元首相が出席した。他に日本からは、「産」の上島重二三井物産顧問、「官」の谷川秀善外務副大臣、「学」の伊藤憲一当評議会議長も参加した。また、主催国のマレーシアからは、アブドラ首相、サイドハミド外相が出席し、次回EAF会合は北京開催と決定した。
■第1回会議 2003年12月14-16日 (韓国・ソウル)
第1回会議は、2003年12月14-16日にソウルで開催された。日本政府から日本側調整窓口(National Focal Point)に指名された日本国際フォーラムを代表して神保謙研究主幹がその設立会議に参加した他に、日本側からは「産」代表として上島重二三井物産顧問、「官」代表として西宮伸一外務省アジア大洋州局審議官、「学」代表として吉冨勝国際協力銀行客員研究員が参加した。
設立会議開幕式には盧武鉉韓国大統領も駆けつけ、韓国側の意気込みの強さを印象づけたが、他にも金大中前大統領、マハティール前マレーシア首相、ヴォ・ヴァン・キエット前ベトナム首相、羽田孜元首相などのハイレベルのゲストが出席し、会議を盛り上げた。会議では、「東アジア共同体」を展望しつつ、早期に「東アジア・サミット」を実現すべきだとの意見が述べられたほか、次回会合をマレーシアで開催することで合意が見られた。
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