組織と活動
■活動計画
活動計画の概要
「東アジア共同体評議会」(CEAC)は、以下の4カテゴリーの活動を行なう。これらの活動をつうじて、「東アジア共同体」構想に関するオール・ジャパンの知的プラットフォームを形成する(下記概念図参照)。
- 政策本会議における全議員参加の議論
- 調査・研究
- 日英両語ウェブサイトによる内外向けオンラインの広報・啓蒙
- 東アジア・シンクタンク・ネットワーク(NEAT)、東アジア・フォーラム(EAF)等を通じた地域内外との対外交流

政策本会議
政策本会議はCEAC活動の中核に位置付けられる。シンクタンク議員、有識者議員及び経済人議員が一堂に会して、直接対面の意見交換を行なうことにより、知識・情報の交換、問題意識のすりあわせ、戦略意志の共有を図る場である。議員または外部専門家による基調報告と議員間討論を主体とし、テーマによっては報告書、アピール、提言等を採択するものとする。
政策本会議は政府関係省庁と緊密に連携し、参与等をつうじて政府からブリーフィングを受けるとともに、政府に対して調査研究結果を報告し、あるいは政策提言を行なう。
また、ウェブサイトを通じた広報、タウン・ミーティング等を実施することにより、「東アジア共同体」構想に関する世論の啓蒙に努める。
2005年6月にスタートした第2年度においては、NEAT東京総会(8月21-23日開催)に向けて活動してきた作業部会「東アジア共同体構築の全体構造」(主査:田中明彦東京大学教授)につき、その政策提言が反映されたASEAN+3サミットおよび東アジア・サミットの結果について政策本会議を開催し、大きな曲がり角にさしかかっている「東アジア共同体」について議論を深める。さらに、日本が本年度引き受けている3つの作業部会「政治・安全保障」、「通貨・金融」、「貿易・投資」のそれぞれの背景、活動内容、提言内容につき政策本会議を開催する予定である。
2005年
5月31日 第15回 政策本会議
テーマ「ハイデラバード会議(ASEAN+3財務大臣会議)を
めぐる動きについて」
報告者:井戸清人 財務省国際局長
2006年
4月14日 第14回 政策本会議
テーマ「東アジアにおける通貨・金融及び貿易・投資分野の
協力を如何に進めるべきか」」
報告者:吉冨 勝 「Trade−FDI−Technology Linkages
in East Asia」
作業部会主査/経済産業研究所所長
浅見 唯弘 「Intra−Regional Exchange Rate
Stability and Prevention of Financial
Crisis in East Asia」
作業部会主査/国際通貨研究所専務理事
2006年
2月16日 第12回 政策本会議
テーマ「東アジアにおける非伝統的安全保障・環境分野における協力」
報告者:白石 隆 「東アジア共同体構想の全体構造」
作業部会主査
コメンテーター:高田 稔久 「外務省アジア大洋州局審議官
作業部会主査」
2005年
12月21日 第11回 政策本会議
テーマテーマ「『ASEAN+3サミット』
『東アジア・サミット』を総括する」
報告者:高田 稔久 外務省アジア大洋州局審議
山田 滝雄 外務省アジア大洋州局地域政策課長
メンテーター: 田中 均 前外務審議官
2005年
8月11日 第10回 政策本会議
テーマ「NEAT東京総会に向けて」
報告者:伊藤 憲一 東アジア共同体評議会議長
山田 滝雄 外務省アジア大洋州局地域政策課長
田中 明彦 東京大学教授/
NEAT「共同体構築の全体構造」
WGディレクター
吉冨 勝 経済産業研究所所長/
NEAT「新しい世界的不均衡」
WGディレクター
政策報告書「東アジア共同体構想の現状、背景と日本の国家戦略」の発表(記者会見)
調査・研究
東アジア共同体評議会の議員あるいは研究員が中心となり、「東アジア共同体」構想にかかわる具体的なテーマについて調査・研究を行うことを目的とする。
初年度の2004年度には、田中明彦東京大学教授(有識者議員・副議長)を主査とするタスクフォースが、政策本会議の審議を補佐して、政策報告書『東アジア共同体構想の現状、背景と日本の国家戦略』を起草した。この政策報告書は2005年8月に東アジア共同体評議会議員58名の署名を得て発表され、内外に大きな影響をあたえた。
また、2004年10月から3年度にわたって「東アジア共同体構想とリージョナル・ガバナンスの新たな展開」をテーマにした政策研究プロジェクトを実施中であり、2006年6月には日米アジアの研究者を集めて、東京でシンポジウム「日米アジア対話」を開催した。その成果は、米CSISプレスから英文単行本 An East Asian Community and the United States として近く商業出版される予定である。
さらに、NEAT年次総会に向けて毎年組織されるNEAT作業部会(WG)のうち、日本が主催を引き受けたWGについて、必要な調査・研究活動を行っている。
広報・啓蒙
内外のオーディエンスに対する広報・啓蒙のためのオンライン・ネットワークとして、英語版、日本語版それぞれのネットワークを構築し、発展させる。政策本会議活動、タスクフォース活動、対外交流活動と連携し、かつそれらをフォローアップしながら、内外のすべての関心を有する個人、団体に呼びかけて、東アジア共同体構想に関する調査・研究・提言活動の交流・調整・収斂をはかる。内外各方面の研究動向をデータベースとして蓄積・更新することも考える。

対外交流
CEACの対外的なインターフェースとして、東アジア・シンクタンク・ネットワーク(NEAT)および東アジアフォーラム(EAF)との日常的連絡を維持するとともに、「東アジア共同体」構想に関わる内外の研究機関間の連絡、交流をブリッジし、各種国際会議を企画、実施するとともに、CEAC議員の海外派遣を促進する。

さしあたり本年度においては、下記(1)の会議の開催および下記(2)の会議への参加を予定している。